みみみ@読書好き理系社会人の日記

しがないコロナ世代の会社員の日常です。転職経験あり。

大学を出て以降勉強する習慣がない人ほど学歴の話をする気がする

こんにちは。

最近ふと思うことについて書きます。ただの雑記です。

 

今まで転職をして計3社に勤めていました。

最初の2社が製造業で、今いる会社はまた別の業種です。

 

私の個人的な見方では、製造業で製品開発をしていた際は学ぶべきことが非常に多く(材料力学、熱力学、化学一般、統計学、特許関連、市場環境、環境関連の法規定。。。etc.)、周りの同僚たちも当たり前に高度な勉強をしている人が多かったのですが、

転職して製造業から抜けると、あまり勉強せずとも(というか勉強しなくてはならない範囲が製品開発職時代よりも狭い気がする)普通に仕事をしている人が多いように感じました。

 

それに伴ってか、前の製造業時代はあまり同僚の学歴なんてどうでも良かった(皆が国立理系院卒)ので、誰々はどこの大学を出ているなんて話はほぼ出なかったのですが、今の職場だと誰々はどこの大学を出ているという話が結構聞こえてきました。

 

人生においては大学に入学するまでよりも大学で学び卒業してからの期間の方が長いので、大学自体だけではなく大学卒業後にどれくらい学んだのかが大事だと私は思っています。

 

なので大学卒業後も勉強し続けている人たちは常に現在が最も優秀であるため、出身大学をアピールする必要が特にないのかなと思います。

私の考えとしては、大学に入るまでが今までの人生で一番頭の良かった時代であると自負している人たちほど学歴の話をするのかなあ?と思いました。

 

なぜ大学入学までの時期が一番頭の良かった時期になるのか。

私は国内の大学出身ですが、実際入学してからは卒業の難易度はそれほど高いとは思いませんでした。海外と比較して日本は大学を卒業するのが簡単であると聞きますが、実際その通りではないのかな?と思います。

(たまに専門授業で異常に厳しい教授が単位を取らせてくれずに留年する、程度のことは聞きますが。)

 

そんな大学の環境を経て、大学入学までは勉強を頑張っていたのに入学後はあまり頑張る必要を感じられず、勉強習慣が消えてしまってそのまま社会人になってしまう人が発生しやすい状況があるのかなと思っています。

 

大学時代のバイト先の人たちでこの話題になった時は、理系は勉強が必要だけど文系はそうでもない学部もあるとか聞きました。

現在の職場は今までの職場と異なり文系の人が多いので、そういう傾向が強く出ているということなのかなと思います。

 

転職してからのカルチャーショックについての自分の考察でした。以上。

「頭のいい人」が良いというわけじゃないけど

 こんにちは。

 

 職場やSNSなどで好ましい人と好ましくない人がいるとおもいますが、それを分けるものってなんなんだろうなとふと考えました。

 なんとなく、頭がいい人って好ましいというのを思っていたんですが、もう少し考えると頭の良さが直接的に良いというわけではないなと思いました。

 そのことについて書いてみようと思います。ただの雑記なのでダラダラ書きます。

 

 

どういう人が好ましいのか

 人として好ましいと思う人の種類って私にとって二通りあるなと思います。

①他人に嫌なことをしない人

②他人のためになる行動ができる人

です。

 

①他人に嫌なことをしない人

 他人に嫌なことをする人は嫌いです。当たり前です。

 嫌なことをする対象が自分ではなかったとしても、たとえば仕事で嫌な言い方をする人、あいつは仕事ができないなどの他人の悪口・陰口を言う人、他人の知られたくない秘密をわざわざ他の人に話す人、X(旧Twitter)で自分と異なる意見を持つ人に誹謗中傷する人。。。etc.

 他人に嫌なことをする人は、その相手以外の周りにいる人にも嫌な印象を与えます。

 なぜかというと、多分、周りにいる人にとっても環境が悪くなるからです。

 

 職場に嫌なことを言う人がいれば、職場での居心地が悪くなる、職場の人の悪口を話す人と一緒にいると悪口の同調を促されて嫌な気分になる、Xで誹謗中傷する人はXの治安を悪くする。。。etc.

 特定の他人に嫌なことをすることで、その他の周辺の人たちも嫌な気分にさせてしまう、これを客観的に理解することができて嫌なことをしない人はとても好ましいと思います。

 

②他人のためになる行動ができる人

 他人のためになる行動ができる人は素晴らしいです。

 職場で後輩に役立つ知識を教えてあげられる、落ち込んでいる同僚を励ますことができる、他の人にも同じことができるようにマニュアルを整える、正しい知識を広めることができる。。。etc.

 これも①と近い話で、これができる人は周囲の人にとって環境を良くする人です。

 

頭がいいことは何につながるか

 前述の①②を満たすには、自分の行動が他人に与える影響を理解でき、その上で自分がすべきことを選択して行動する能力があることが条件になるように思いますが、これができる人は勉強や仕事ができる、いわゆる「頭のいい人」である確率が高いように思います。(自分がやるべきことを理解して自発的に学んだりすることができるから)

 

 もちろん仮に勉強ができなかったり仕事のスキルが低かったりしても、卑屈にならずに自分で調べたり、自分が間違えやすい作業のマニュアルを作ったり、他人を励ましたりすることができる人は十分に好ましい人だと思います。

 

 とはいえ、勉強ができたり仕事のスキルが高い人は、さらに高度に他人を助けられるようなマニュアルを整備したり、他人を助ける仕組みを作ったりすることができるかもしれません。なのでより好ましく感じられる機会が多いと思います。

 

 だから、必ずしも頭がいい人だけが好ましいわけではないけれど、頭がいい人の方が好ましいと思われる要素を持つ機会に恵まれやすい、というのが私の考えです。

 

終わりに

 私は入社難易度がかなり異なる複数の企業で勤めた経験がありますが、やっぱり入社難易度が高い(いわゆる頭のいい人が多い)会社の方が、他人の悪口や陰口を言うことに時間を割いている人は少なく、さらに周りの人のために自分の仕事のコツを伝授できるような人が多かった印象です。

 そう思うと、受験勉強を頑張って高難易度の学校に入学したり、就活を頑張って入社難易度の高い企業に就職することは、結果的に好ましい人に囲まれて自分にとって良い環境で過ごすことができる可能性が高くなるなあと改めて思いました。

 

 私はどこかのタイミングでまた転職したいと思っていますが、前述のようなメリットを考えると、やっぱり今の仕事での成果を出しまくりつつ役立つ資格の勉強をしてより良い会社を目指して転職活動してやろうと言う気になってきてやる気が出てきました。(そんな話だったっけ)

 では。

会社のセクハラへの対処について→後から対処しても遅い

 こんにちは

 

 最近X(旧Twitter)のタイムラインを眺めていたら、職場関係におけるセクハラ関連の話題が出てきました。

 私自身、以前に勤めた会社でセクハラがあり、それを苦に(理由は完全にそれだけではないですが)転職したことがあります。

 そのためふと、転職を決めた時の会社のセクハラに対する対処について思うことがあったので書いてみます。

 

 

セクハラ概要

 私が受けたセクハラは2種類です。それぞれ別の加害者(男性)です。

セクハラ①物理的接触

 物理的に体を触られるタイプのセクハラを受けました。

 飲み会の1次会と2次会の間の移動中での出来事で、加害者側にお酒が入っていたというのも発生理由だったのかもしれません。

 具体的にどう触られたのかなどは割愛しますが、セクハラの程度としては「胸を正面から揉んでくるのと同じ」と後々相談した上司が人事部とやりとりした後に言っていたので、そのレベルのセクハラです。

 

セクハラ②性的な発言

 これもセクハラ①と同じ日の飲み会中に起きたセクハラで、内容は割愛しますが、性的な質問をしてくるタイプのセクハラでした。

 

セクハラを受けた後の気持ち

 普通に不快です。

 当日はずっと、は?って思っていました。
 同期の女子がその後の移動中に「気づいていたのに何もできなくてごめん。。。」と謝ってくれたので、やっぱりなんかダメなことが発生したよね??ってなりました。

 

 そのセクハラが発生したのが金曜日で、その後祝日を含む連休があったため数日私の中でモヤモヤした気分が残りました。せっかくの連休だったのに。

 何をしていても、あれはなんだったんだろう(セクハラ)とモヤモヤしたり、これって誰に相談したらいいんだろう、、、みたいなことを考えていました。

 頭の中でモヤモヤしすぎていたせいか、翌週の出社日にうっかり財布をカバンに入れるのを忘れてバタバタしたのを覚えています。

 

その後の流れ

仲のいい先輩に相談(※男女で反応が違う)

 「こんなことがあったんですけど、これってセクハラですよね???」と複数の先輩にそれぞれ聞きました。

 こんな内容で上司に相談しても良いものかと思っていたので一旦先輩に確認してみようという意図です。

 

 結果として、女性の先輩はドン引き&バチバチに怒ってました。

 加害者側の男性(特にセクハラ①)が普段から言動に女性蔑視があるような人だったのもあって、「あいつか〜〜いつかやるとは思ってたけど本当に最悪。完全にセクハラだよ、〇〇さん(上司)に言った方が良い」と言った感じの反応です。

 

 一方で、よく雑談していた関係の一個上の男性の先輩に同じ話をしてみたところ、「なるほどね、〇〇さん(過去に退職した女性)はそういうのをあしらうのがうまかったけど君はあんまりできてないのかもね」みたいなことを言われました。

 私の感想としては、いやセクハラがあるのを当然のものとして軽くあしらうべきという価値観ってまだあったのか!!!という驚きでした。(一個上なのに。。平成生まれ。。。)

 

上司に相談

 男性の先輩の意見はともかく、女性の先輩方の意見的にやっぱりセクハラだよねということだったので、セクハラ後の最初の出社日中に上司を呼び出して話しました。

 上司の反応は「セクハラってグレーなものがあったりするけど、この件(特にセクハラ①)は完全に黒です。セクハラ確定です。〇〇さん(上司の上司)にも伝えるけど良いかな?あと目撃者はいる?」ということで、とんとん拍子に上の方に話が伝わりました。

 セクハラ発生後に声をかけてくれた同期が目撃していたので、その同期の上司・私・私の上司・上司の上司で話し合いが行われました。

 

 その後は事実確認のためセクハラが発生した当日の飲み会参加者が一人ずつ人事部に呼び出されて確認を受け、その結果人事部側でも今回セクハラがあったんだろう(私が勝手に言っているわけではなさそうだ)という結論になりました。

 

セクハラ①物理的接触の顛末→転勤、処罰

 私の上司の上司はかなり今回の件に対して怒ってくれて、当初「すぐに出勤停止にしよう、そして査定をかなり下げる」と言ってくれました。

 当時の私は加害者がかなりヤバい奴だという認識をしていたのと、帰宅時間がまあまあ遅かった(退勤が20-21時とか)のもあって、「いきなり強めの対処をしたら夜道で刺されるのでは??」と少し強めに心配をして、とりあえず出勤停止は断ってしまいました。

 

 とはいえ、上司はすぐに加害者の勤務地を同県内の別の事業所に隔離してくれました。正直加害者と同じ空気を吸いたくないので、すぐにこの対応をしてくれたのはかなりありがたかったです。

 

 査定はしっかり下げられたということですが、ここで思ったのは、加害者に処罰があったからといって私に良いことはない、ということです。(もちろん悪くもない)

 どういうことかというと、私はセクハラを受けて気持ちが落ち込んでマイナス、加害者は自分のしたい加害をしてプラス?なところを処罰を受けてマイナス。

 加害者が処罰を受けても、私のマイナスはプラスに転じることはありません。

 加害者の査定が下がったからといって私に良いことがありますか?ありません。私に影響は無いのです。

 

セクハラ②性的な発言の顛末→謝罪

 もちろんこれもセクハラ認定ですが、同時に起こったセクハラ①と比較するとまだかなりマシ(普段から性的な発言をする加害者でもなかった)というのもあり、しばらくは勤務地の隔離がありませんでした。

 

 ただ、ある日の仕事中に加害者の上司に呼び出されて会議室に行くと加害者・加害者の上司・上司の上司・私の4人の場で加害者からの謝罪の場が設けられました。

 (言わされている感のないまともな謝罪でした)

 

 加害者がちゃんと謝罪をする程度のモラルのある人間というのは大事だとは思いますが、私としては「加害者の謝罪に価値なんてないんだよな〜」というのが本音でした。

 

 正直こういう場の謝罪というものは謝罪する側が一旦けじめをつけてスッキリするためのものでしかなくて、謝られる側としては何のメリットもなく、もっというと勝手にスッキリするために私の時間を利用されたとも思えるので、結構モヤっとしました。

 特にこの時残念だったのが、加害者の上司が「まあこうやって謝っているので。。。(許してあげて)」という態度を見せたことです。

 謝ったからOK。私も許すべき、と思っているなら加害者と同じ思考です。

 謝られたところで私に良いことはありません。むしろ、わざわざ直接加害者と会話する機会を設けられたことが不快です。マイナスにマイナスが加わった状態です。

 

じゃあどうして欲しいのか→まずセクハラを起こさないでくれ

 結論、私にとっては加害者に何かしてもらったり加害者の立場がどうなったからといってメリットが全くありません。

 私がセクハラによって受けた傷は加害者への処罰で癒やされることはないからです。

 セクハラを受けたことがなくこのあたりを勘違いしているのではないか?と思われるXの投稿をよく目にする気がします。

 じゃあどうすれば良いのか?→セクハラを起こさないでください。

 起こってしまったことはもう挽回できないです。被害者をこれ以上被害に遭わせない、被害者を増やさないことが必要です。

 

 セクハラ事案が発生した時に対処するべきことは、セクハラ加害者へのピンポイントの処罰だけではなく、今後セクハラが起きにくい環境を整えることだと思います。

 具体的には

・セクハラ前科がある人を被害者から隔離、
  加えて特に有害な加害者の場合は異性の従業員から隔離する

・セクハラ事案が起こったということを(被害者の許可を得た上で)公開し、セクハラがあってはならないということをトップから定期的に発信する

 など

 

 このような対処をしてくれていたら、私のその会社への信頼は回復したかもしれませんが、結局はそのセクハラに関わる色々で疲れたのもあって病んで、その他の事情とともに勤める会社を変えようと思いました。

 

終わりに

 私は理工系の出身で、所属していたのも製造業の開発職でした。

 理工系の女性を増やそうという社会動向の中(大学の女子枠とかは正直賛成ではないですが)、会社に入ってから女性にセクハラが行われないという当たり前の環境を作ることが、今いる理工系の女性の割合をキープすることにつながるだろうなと思います。

 結果として今私は製造業での勤務に嫌悪感を持った上で別業種で働いています。

 

 特に問題だなと思ったのが、男性の理解のなさです。

 自分たちがセクハラを受ける可能性が女性と比較してかなり低いというのもあってか、セクハラに対する想像力が足りておらず、考え方が間違っている人がいるなと思いました。

 これは全ての男性に言えることではなく、私の夫はこの件にブチギレています。

 どうしたらもっと女性の働く環境が良くなるんでしょうね。では。

家の中で寒さを凌ぎたいけどあんまりお金は使いたくない

今週のお題「急に寒いやん」

※この記事にはアフィリエイト広告が含まれています。

 

 こんにちは。

 最近すっかり寒くなってきて、家の中にいても服装とかに気をつけないと凍えてしまいますね。

 

 ということで個人的に最近している寒さ対策を紹介してみます。

 個人的にはあまりお金をかけずにどうにかしたい派なので、割とケチくさいことも書いています。

 誰かの参考になれば幸いです。

 

 

 

「寒気がするブルブル・・・」の写真[モデル:大川竜弥]

①とにかく厚着する(なんでもいいから着る)

 まず第一段階はこれにつきます。

 私はもう外では着なくなった長袖のダサいTシャツとか、どこかにシミがついているボロいけど厚みがあるパーカーとかを着ています。

 部屋を暖房とかであたためるよりも先にまずはこれです。(私は限界まで暖房はつけません)

 服装で暖かくしていれば部屋のどこにいても暖かいですし、枕元に何かしら羽織るものやかぶって着れるものを置いておけばすぐに暖かい状態で朝起き上がることができます。

 

 下の服はなんでもいいんですが、もしあればレギンスとか、ピッタリ密着するものを着ていた方が体感温度が上がるのでお勧めです。

 (本当は部屋の中で着るタイプの着圧レギンスとかあれば良いかもですが、高いので買いません。)

 

②加湿・体を保湿

 理系っぽいことを言いますが(一応理系修士卒です)、部屋が乾燥していると体の表面から水分がバンバン抜けていくときに体から気化熱を奪われます(要するに体が冷えます)。

 

 というわけで部屋の中はできるだけ湿度が下がりすぎないようにしましょう。

 私は結婚するときに旦那が気にして買ったプラズマクラスターに水を入れて加湿していますが、お金をかけないとしたら部屋の中の随所(こぼれなさそうなところ)に水を入れたコップを並べといても良いんじゃないかなと思います。

 

 一応使っているのはこれです。スリムで場所を取らないところが好き。


 

 

 あとは自分の体側からも水分が抜けにくいようにするために、とにかく体を保湿しておきましょう。

 私は無印のオイルを塗っていますが、その辺の高いいい匂いがするボディオイルを塗るよりは少量で伸びるし長く使えてコスパが良い気がするのでお勧めです。

 塗った結果、体感としても寒さを感じにくい気はします。

 部屋にいる時だけではなく、外出するときにも保湿はお勧めです。

 

 私が使っているのはこれです。

 無印で売られているオイルの中でも比較的安い方の、ホホバオイルとスイートアーモンドオイルを使ったことがありますが、ちょっと初心者にはあまり違いがわからなかったという事もあり、より安い方のスイートアーモンドオイルを使っています。

 

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③部屋の中で動かないときはブランケットをかぶる

 動いていない時って体は冷える一方なので、勉強をしたり本を読んでいる時間は何か軽めの布団とかブランケットをかぶっています。

 

 この時期から出し始めるであろう肌掛け布団とか、普通の毛布とかはちょっと重いので、私は夏用のタオルケットとかをこの時期のベッド外でのブランケットとして扱っています。

 意外とタオルケットでもかぶっていれば割とあたたまるのでお勧めです。

 

④窓にプチプチを貼る

 見た目がものすごく貧乏くさくなるような気もしますが、私は寒くなると窓にプチプチを貼ります。

 プチプチを貼って空気の層を作ることで部屋の中の温度が窓を通じて外に奪われないようにして、結果として部屋の中があたたかく保たれる、というのもありますがそれだけではなく

 窓の外では窓自体が(プチプチを貼らない場合と比較して)冷たくなるので、この時期にあたたかさを求めて窓に寄ってくる虫カメムシとか)が窓につきにくくなるんじゃないかなというのも期待しています。

 

 貼るプチプチは何か通販で買った時の梱包材をくっつけて貼っても良いんですが、私の場合は貼る用に梱包材を買っちゃいました。

 10 m分あれば私の家の場合は十分でした。


 

 

 メルカリで色々売りたくなったときに、この窓に貼っていた分から梱包に使う分を切り取って使えるので、梱包材が家にたくさんあっても困ることはないです。

 

まとめ

 ふと思い立って長々と書いてしまいましたが、こうしてみると対策がちょっとケチくさいですね。笑

 個人的にこの程度の節約が好きなので、これからも継続していこうかなと思います。

 では。

新卒一人暮らしにおすすめの家電・グッズ6選!蛇口浄水器や点灯予約ができる天井照明を紹介

 こんにちは

 卒業を控えた学生さんは後一ヶ月ちょっとで就職が迫っている状況ですが、卒業と同時に初めて一人暮らしを始めるという人もいるんじゃないでしょうか。

 一人暮らしを始めるとなると、家具や家電などの必要なものがたくさんありますよね。そこで今回は、新卒一人暮らしにあると便利な家具や家電などを紹介します。

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一人暮らしの机の上に置かれたノートパソコンの写真

一人暮らしであると便利なグッズ6選

①点灯予約ができる天井照明

 点灯予約ができる天井照明は、一人暮らしにおすすめのアイテムの1つです。

 学生時代に不規則な生活が続いていたという人は、もし朝起きれなくて入社早々遅刻してしまったらどうしよう。。。と不安に思うこともあるのではないでしょうか。

 私はそんなに朝が遅いタイプでもなかったですが、新入社員の頃は絶対遅刻したくないと思って、アラームをかなり頻繁にかけていました。

 でも、アラーム音って微妙に不快なのもあって、あんまり目覚めが良くないですし、アラームを止めた後にもうちょっと寝たくなってしまうんですよね。

 

 そういう状況に便利なのが、点灯予約ができるタイプの天井照明です。

 私はNECのホタルクスというのを使っていて、これは、朝起きる時間にあわせて照明がつくように設定ができます。

 決まった点灯時間にあわせて30分前から、例えば朝6時30分に設定をすると、6時の時点から弱い照明がつき、その後徐々に設定した時間に向けて明るくなるというものです。

 

 光により起きれるので気持ち良く起きれて目覚めが良いですし、周りが明るくなった状態で目覚めるのでもう一度寝てしまおうという気にもなりにくいです。

 

 特に早朝に出かける場合など、この照明により目覚めることができれば、アラームの音量で近所迷惑になるのではと不安になることなく安心して起きることができます。

 

[rakuten:esco:10072538:detail]

 

②空気清浄機

 一人暮らしで比較的狭い部屋にこもっていると、室内の空気が悪くなることがあります。

 特に都市部では、花粉やPM2.5、ホコリなどがたくさん飛んでいることからも、空気清浄機は必需品です。

 また、部屋が閉鎖的になりがちなため、カビ対策にも効果的です。一人暮らしだとあまり積極的に換気しようという気持ちにもなりにくいかなと思います。

 

 冬場は、部屋が乾燥して肌がカサカサになったり、喉が渇いたりすることがあります。

 加湿機能付きのものを選ぶことで、肌や髪の乾燥を防いだり、喉を保湿することができます。

 特に就職により地元とは気候の違うエリアに行く際は必要性が高くなると思います。

 私は地元よりも乾燥している地域に行ったので、すぐに加湿器を導入することになりました。

 

[rakuten:ine-grp:10000070:detail]

 

③蛇口取り付け型の浄水器

 蛇口に取り付けるタイプの浄水器は、手軽に水を浄化することができる便利なアイテムです。コンパクトなサイズなので、場所をとらずに設置することができます。

  

 都市部では、水道水に含まれる塩素やカルキなどが気になることがありますが、浄水器を使うことで美味しい水を手軽に飲むことができます。

 地元は水道水が美味しかったエリアで、就職により都市部に行くという場合は購入がマストかもしれません。

 

 蛇口に取り付けるタイプは工事など不要で自分で簡単に設置できますし、カートリッジの交換だけで半永久的に使用することができ便利です。

 引っ越し時も次の家の蛇口にセットし直すだけのお手軽仕様です。おすすめです。

 

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④ロボット掃除機

 一人暮らしの掃除は大変ですが、ロボット掃除機を使えば楽になります。

 自動的に掃除を行ってくれるため、忙しい日でも部屋を清潔に保つことができます。

 さらに、床をロボット掃除機が乗り上げなどで止まることなく動けるようにするために、普段から床に物を置かなくなる習慣がつきやすくなります。

 

 個人的にはRentioでルンバをサブスクで利用していて便利に感じていますが、正直最近は色々なロボット掃除機が出ており価格もまちまちなので、自分に合った物を選ぶと良いと思います。

 

⑤小型掃除機

 ロボット掃除機で床全体を掃除しても、一部の細かい部分やロボット掃除機が入り込みにくいところの埃が気になるということがあると思います。

 そういう状況においては小型の掃除機も別で持っておくと良いと思います。

 

 私はこちらのSharkのものを使っています。ヘッドが複数あり用途に応じて交換して使えますし、何より見た目がスタイリッシュなので気に入っています。

 吸引力にも特に不満はなく、便利に使用できています。

 

[rakuten:shark:10000006:detail]

 

電気圧力鍋

 一人暮らしの食事作りは、手軽で美味しいものが良いですよね。

 そんなときは、電気圧力鍋がおすすめです。電気圧力鍋を使うことで、煮込み料理やスープなどを手軽に作ることができます。

 自炊でできるだけ食費を抑えつつ、かつ手をかけずに料理ができるのは非常に魅力的ですよね。

 

[rakuten:yamada-denki:10468474:detail]

 

まとめ

 以上が、新卒一人暮らしにおすすめの家電・グッズでした。

 自分にあったアイテムを選ぶことで、快適な生活を送ることができます。ぜひ参考にしてみてください。
 では。

新卒のための開発職就職ガイド:今のうちに身につけられるスキルとは

 こんにちは

 

 就活の季節&卒業前の学生にとっては就職が近づいてきてソワソワする季節ですね。

 今回は、理系学生が就職する前に身につけておくと良いと思えるスキルについてお話ししたいと思います。

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アフター5、パソコン教室に通う新入社員の写真

前置き

 私は理系の院卒でメーカーの開発職へ就職しました。いろいろあって社会人3年目からは転職して別の職種(理系)として働いています。

 

身につけておくべきスキル

①エクセルスキル

 エクセルは、開発職も含め社会人全般において非常に重要なスキルです。

 データの集計やグラフ化、計算式の作成、条件付き書式の活用など、様々なことができるので、非常に高確率で業務で使用することになります。

 さらに、エクセルのマクロを作成することで、業務の効率化にもつながります。

 

 私の場合はあまり学生時代にエクセルを使用しておらず、研究室でのデータまとめもなぜか代々皆が使っているフリーソフトだったので、就職してからエクセルスキルをどうにか伸ばすのに必死だった記憶があります。。。

 

 開発職の業務ってあまり就職前に具体的なイメージがないと思いますが、かなりざっくり説明すると、製品の設計・試作・試作品の実験・実験結果をまとめて改善点を検討する・設計(最初に戻る)というような流れです。

 試作品の条件や実験の条件、実験結果や各種測定値など、かなり多くのデータを扱うことになり、そこでエクセルが登場します。

 ここで、エクセルマクロが使えるとデータまとめなどの定常業務を効率化することができますし、本来時間をかけるべき、考察や新たな設計の検討などの、頭を使う仕事に時間を割くことができます。

 

 また、エクセルマクロは皆が使えるわけではなく、特に現場の作業をしている人や年配の人であまりエクセルスキルに自信がないという人も同僚になるかもしれません。

 そんなときに、あなたがエクセルのマクロのスキルを用いて彼らの業務を効率化するなどで助けることができれば、信頼を築いて良好な人間関係につながることもあると思われます。

 

 話は逸れてしまいますが、開発職は試作品などを実際に作ったり、実験などをしたりするのはあなたとは別の作業専門の人である場合が多いです。

 そのため、良好な人間関係は仕事のやりやすさにかなり響いてくるということを意識しておくと良いかもしれません。

 

 

②英語力

 製品開発ってあんまり英語のイメージがないかもしれませんが、例えば以下のような状況で英語を使う可能性があります。

・就職先がグローバル企業で、海外の工場で製品を製造しており、その製造部門と連携して仕事を行う場合

・競合が海外の企業で、その企業の製品の情報源が全て英語である場合(ベンチマークの際など)

・海外の学会やセミナーなどを受講する場合

...etc

 

 上記のように仕事で必要に迫られて英語を使用する場合もありますが、英語ができることによるメリットとして英語で書かれた論文や文献を読んで周りと知識の差をつけるということもできます。

 

 理系の中でも英語が得意だったり不得意だったりと差は激しいと思いますが、実際のところ英語はできて困ることもありませんし、英語の勉強ができるというだけで努力家なんだなと上司の評価にもつながるかもしれませんし、他の英語ができない同僚と比べて仕事のチャンス(昇進のチャンス)が舞い込んでくることもあります。

 なので時間があるときにどうにか自分を奮起して英語の勉強を進めておきましょう。

 

統計学の基礎知識

 大学時代に特別統計学を意識的に勉強していたという人ってそんなに多くはないんじゃないでしょうか。

 私は実験結果のレポートでt検定とかを1回だけ使って、その時だけ勉強した記憶があります。。。統計の知識も就職してからどうにか勉強しました。

 

 先ほどのエクセルの項目でも書いたように、製品開発の業務の中ではデータの解析が欠かせません。

 例えば、限られたリソースにおいて試作品を何個でも作って実験して良いわけではないので、より少ない実験回数で効果的に条件を決めて実験をするためには実験計画法の知識が有用ですし、

 条件を変更して実験を行った際に条件変更前と比べて良くなったと判断して良いか、を検討する際には検定の知識が有用です。 

 

 会社によっては新入社員研修や若手社員研修で品質管理などの統計の教育をしたりしますが、業務に追われて忙しくなってから限られた時間で勉強するよりも、就職前の今に余裕を持って勉強しておくことをお勧めします。


④プレゼンテーションスキル

 開発職で働く上で、結構な頻度でプレゼンテーションを行うことがあります。

 プレゼンテーションはお客さんに向けて行うものというイメージがあるかもしれませんが、製品の開発は個人でできるものではなく、ときには他部門の力を借りてチームで行うものです。

 そうしたときに、他部門へ現状の説明をしたり、他部門の上司へ進捗の報告をしたり、プレゼンテーションをする場面は枚挙にいとまがありません。

 

 あと、主任などに昇格する際にもプレゼンテーションで自分の成果を報告するなどの試験を行う場合もあります。

 自身の評価に直接的に関わってきますので、プレゼンテーションは本当に大事です。

 

 理系の皆さんは卒論発表や修論発表、学会発表などで慣れている場合もあるかもしれませんが、社会人になってからは特に分かりやすくロジックの通ったプレゼンテーションが求められます。

 まだ足りていないという部分を感じる人は、書籍を読むなどしてプレゼンテーションのスキルアップをしておきましょう。

 

 効果的だったり、見やすいプレゼンテーションのデザインって、あまり最初は自信がない人が多いのかなと思います。私は新入社員時代に読んだこちらの書籍が役立ちました。お勧めです。

[rakuten:rakutenkobo-ebooks:16227741:detail]

 

最後に

 最後に、この記事を読んでくださった方へのアドバイスです。

 就職前に身につけておくと良いスキルは、今後のキャリアに大きく影響を与えることがあります。

 エクセルやプログラミング、英語力などは、ほとんどの職種で求められるスキルです。

 また、統計学やプレゼンテーションスキルも、開発職に限らず必要とされるスキルです。これらのスキルを磨くことで、仕事の効率化や成果の向上につながると思います。

 

 以上が、理系学生が就職する前に身につけておくと良いと感じるスキルについての私の意見でした。

 私は今後も、自分自身のスキルアップを意識して、より高度な仕事にチャレンジしていこうと思います。

では。

20代の美容医療体験談(湘南美容クリニック)

 こんにちは

 

 コロナでのマスク生活が始まってから頬や顎にニキビができやすくなって、ニキビ跡も含めて肌の状態にすごく悩んでいたので1年前から湘南美容クリニックに通い始めました。今回はそれについて書きます。

 同じような悩みを持つ人の参考になれば幸いです。

 

 

肘をつき悩む女性の写真

概要

 ニキビとニキビ跡に悩んでいた私は湘南美容クリニックでケミカルピーリング・イオン導入(ビタミンC)の施術を受けることにしました。今は5回の施術を終えていて、施術の効果については満足しています。この記事では一連の施術の体験について書きます。

 

湘南美容クリニックを選んだ理由

 私が今回湘南美容クリニックを選んだのは口コミサイトでの評価が高かったのと、コロナ対策もしっかりされていそうだし、加えて大手なので安心感があったからです。

 私が通っていた院は待合室で席ごとに仕切りがあり、安心して通院することができました。

 

施術の流れ

 最初はお医者さんにカウンセリングを受け、その後個室でスタッフの方から使用薬液や料金プランについての説明を受けます。初めて施術する日は洗顔後、施術前の写真を撮影します。

 施術の全体の流れとしては、看護師さんと一緒に鏡を見て特に気になる部分(私の場合は特に頬と顎)を確認した後、ケミカルピーリングの後そのままイオン導入に入る流れで、時間としてはあわせて30分程度でした。

 

 ケミカルピーリングは肌に薬液を乗せ、看護師の方がマッサージしてくれたあとに拭き取ってくれます。拭き取る際に若干ピリピリするような感覚はありますが、特に痛みのない施術です。マッサージの際に話しかけてくれる看護師さんもいたり、無言の方もいます。

 

 ケミカルピーリングの薬液を拭き取った後に、イオン導入の施術が始まります。これは、美容効果のある薬液を塗ってから電気を流して肌の奥深くに浸透させようと言うもので、初めての時はちょっと怖かったです。笑

 最初におでこの部分で電気を流す強さを調整して、その後その強さで顔全体に向けて電気を流していきます。この時ちょっと電気を流す部分の電極が冷たいので、冬の時期は若干ブルブルしました。

 私の場合はニキビ跡にはこれかなあと思って薬液としてビタミンCを選びましたが、薬液の一覧の中だとベビースキンという薬液がいちばん効果があるように書かれています。ただ1回の価格が4倍以上違うので、ベビースキンはなかなか継続的には手が出せないですね。。。

 

施術の効果

 私の場合は、結構頬全体にニキビとニキビ跡が目立っていて、その状態と比較すると、施術5回を終えてニキビはかなりできにくくなりました!

 ただ、ニキビ跡としてはまだ赤みが残っている部分が多くあるので、今後は赤みに集中的に効くという「アクネライト」を追加でやっていく予定です。

 特にニキビが気になって施術を受けましたが、ニキビ以外の面で、肌全体として少し明るくなった印象もあって、全体的に施術には満足しています。

 

スタッフの対応

 スタッフの方は、受付の方も施術の担当の方も非常に丁寧な方ばかりで好感が持てました。ただ、私は1名だけ非常に態度の悪い方に当たってしまったことがありショックでした。。。

 その方は施術担当の方で、ケミカルピーリングの際はマッサージの手の動かし方がやたらと速い上に強いし(早く終わらせようとしてる?)、薬液を拭き取る力がやたらと強いし、イオン導入の際の電気の調整も無言で強い電力に上げてくるように、全体的に雑な対応をされてしまいました。

 流石に不快だったので後から次の予約の際にといあわせたら、今後はその看護師の方を私の施術の担当にしない、という約束はしてもらえました。(正直、教育し直した方が良いとは思いました。)

 

通院について

 私は今現在も2週に1回〜月に1回程度、定期的に湘南美容クリニックに通っていて、施術をコンスタントに受けています。やっぱりニキビ跡の赤みは簡単には消えないなとは思いますが、徐々には薄くなってきている実感があるので、今後も継続しようと思っています。

 継続的に通うことを考えると院が近くにある方が良いですが、もし引っ越しをした場合も前に通っていた院と別の院に変更もできるので、全国展開してるとこの辺りが便利だな〜と思いました。

 

おすすめの人

湘南美容クリニックをおすすめする人は以下のような人だと思います。

・ニキビやニキビ跡で悩んでいる人

・美容皮膚科が初めての人

・丁寧な対応を望んでいる人

 

まとめ

 学生の時もニキビで悩んでいて、その時は結構時間が解決してくれていたんですが、大人になると肌荒れが治るのにも時間がかかってしまって衰えを感じます。

 でも、大人になると肌に使えるお金が増えるから、これも時間をお金で買うってことなのかもしれないですね。

 では。

「傲慢と善良」読後感想

 こんにちは。

 

 個人的にここ最近ビジネス書とか専門書関連ばかり読んでいたんですが、資格試験とか色々落ち着いてきて、まとまった時間が取れるようになってきたので久々に小説を読みました。

 

 今回読んだ小説が辻村深月さんの「傲慢と善良」です。なんとなく表紙に惹かれて表紙買いしました。備忘録がてら感想を書きます(※感想にはネタバレを含みます)。

 この小説ではタイトルの通り「傲慢さ」と「善良さ」(特に「傲慢さ」)についてかなり刺さる辛辣な記載が多くあるので、主には刺さった内容を書こうと思います。

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内容とあらすじ

 ほんとに事前情報なしで表紙買いしたので何のテーマなのか知らずに買ったんですが、主な話の流れとしては婚活がテーマでした。

 自分は学生の時に出会った人と結婚しましたが、身の回りには20~30代の婚活中の知り合いがいるのでちょっと興味のあるテーマです。

 

 あらすじとしては、主人公の男女(女:真実、男:架)が婚活で出会い、結婚式の予約もしていたところで女性が姿を消してしまい、男性は女性がかつて相談したストーカーがさらったのではないかと疑い、女性の姉や両親やかつての勤務先の同僚や以前の婚活相手や結婚相談所へ赴いて情報を探し、その中で自分や相手女性の「傲慢」や「善良」に気づくという感じの話です。

 かなりざっくりです。

 

内容への感想

確かに結婚が遅い人に傲慢さを感じたことがある

 私の年齢では結婚していないことはまだあまり珍しいことでもないですが、今の時点でも彼氏彼女ができたことがないという人は私の身の回りでは少ないですが何人かいて、且つ少しの傲慢さを抱えているように思っていました。

 そういう人たちが共通して言うのは、「いい人がいない」です。

 

 「いい人がいない」というのは、いい人がいたら付き合えたのにというニュアンスが匂う言葉なんですよね。そう思うとめちゃくちゃ傲慢ですね。

 あと同様に「コロナじゃなかったら」「街コンとかに行けたら」みたいなこともよく言ってる気がします。

 

 さらにいうと本書で書かれている通り、その人たちにとってのいい人、結婚とか付き合うということを考えられるような「ピンとくる人」は、つまりは「自分のレベルに見合う人」という意味に言い換えられます。

 

 本書では恋愛経験がない人は自己愛が強くなっていって、自分が定める自分のレベルが高くなりすぎるが故に「自分に見合う人」がいないみたいなことが言われています。

 これについて、明記はされていなかったかもしれませんが、人と付き合ったことがない人は自分のレベルを測ったことがない(測るチャンスがない)ということもあると思います。

 

 自分の年収は自分の周りにいる5人くらいの人の年収の平均くらい、みたいな話を聞いたことがある気がしますが、それと少し近くて、いくつかの恋愛経験を積んだ人は自分が付き合った人たちの平均くらいが自分自身の客観的なレベルというように考えられるのかもしれませんね。

 

婚活がうまくいくのはビジョンがある人

 ビジネスとかではよく成功するにはビジョンが必要みたいなことを言いますが、こと婚活の内容でビジョンが出てくると思わなくて、最初はちょっと大袈裟な〜と思っていました。

 

 小説の中では、そもそも自分で考えて結婚しようと決めるのではなくて親や周りに言われたり自分の年齢的にそろそろ結婚するべきだから、というような理由で婚活を始める人がいるというような記載があります。

 さらには、独身でいる or 結婚する ということを自分で選ぶ意思さえない人が親の主導で婚活を進めるみたいな記載もあります。

 

 正直、私としては理解ができない価値観でした。

 私は自分の意思で決められる環境で、自分の意思で就職して結婚して転職もして、というように自分でいくつかの重要な選択をしてきた自負があるのでそう思うのかもしれませんが、そのように自分で決めることすらできないような環境に幼少期から置かれたりというような育ち方をするともしかしたらそうなるのかなあとふんわり思いました。

 

自分より下な時点でどれも同じ

 これはドキッとしました。自分もそう思っています。

 

 例えば自分にとって他人の学歴なんて非常に興味がないし、あっても海外の大学院出てるとかかなと思いますが、それってちょっと傲慢なところありますよね。

 年収も自分より低いと特に興味ないです。

 

 そして、例えば地元じゃ有名な〇〇大出身みたいなことを鼻にかけて、全くそれに興味がない地元外の人間とかに自慢してかかるような態度も同様に傲慢ですね。

 

 ただこれについてはこの傲慢さを持っていることが問題ではなくて、単純に自分と他人の世界で何が優位なステータスになるかが異なることを自覚して他人に押し付けないということに勝ることはないように思います。

 

小説としての感想

真実の幼さを感じる

 小説の中で、しばらく文章が進んでから初めて主人公の男女の年齢が出てきますが、そこで私は驚きました。

「え、真実35歳…?年齢にしては幼すぎない?」というところ。

 具体的には、恋人に対して君付けで呼ぶところや、恋人に対して強く自分の要求を口にするのが初めてという記載からかなり控えめな若い女性なんだろうなという勝手な人物像を描いていました。

 

 読み進めていくと、田舎の両親の元で両親が決めたレールの上で30歳まで過ごした、あまり自分の意思がない女性という人物像と一致しました。

 あまり自分の周りにはいないタイプです。

 他に主人公の男性の男友達として出てくる女性とはかなり成熟度が異なるのを推察できる文章だなと思いました。

 

女性視点の時だけ男性に対する印象に「頭が良くて…」入りがち

 前に読んだ、「彼女は頭が悪いから」とも少し共通するんですが、

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なんとなく、女性目線で恋愛対象として男性を見るシーンにおいてやたらと「この人は頭が良さそう」みたいな項目が入るのが個人的にすごく謎です。

 

 男性目線で女性に対しての「この人は頭が良さそう」みたいな描写って、たまには出てくるもののあんまり見ないように思います。

 

 今回の小説と「彼女は頭が悪いから」の女性だと、小説の中において男性に対して多少上に見ている、自分のことを少し下に思っている人だからなのかもしれないですが。

 実際に周りの女友達と話していて、「あの男性はとても頭が良さそうで(恋愛対象として)好ましい」みたいな話をしたことがないので、恋愛対象として見る視点でこれって本当に必要なファクターなんだろうか…と若干モヤっとしました。

 

まとめ

 「傲慢と善良」かなり読みやすくて面白い小説でした。面白いだけではなくて、ところどころ現実の自分に刺さる部分が特に良いです。

 

 それにしても久しぶりに感想文を書いたらかなり散文になってしまいました。

 継続的にブログを書いていくことで文章力が上がると良いな…。では。

 

結婚式無しの私が「本日は大安なり」を読んで自分の結婚を振り返った

こんにちは

 

最近読んだ辻村深月さんの「本日は大安なり」という小説が面白かったので感想を書きます。

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ざっくりあらすじ

内容としては、結婚式場のプランナーを中心として、同じ式場で同じ大安の日に挙式をする4組のカップルの群像劇になっています。

見た目がそっくりな双子の姉妹を持つ新婦、プランナーが打ち合わせの時からやりにくさを感じていた新婦、義理の家族になる新婦の親から印象が良くない新郎、何やら怪しい動きをする新郎、というような、それぞれ個性の強い4組の夫婦の様子が次々に色々な視点から描かれています。

 

私の個人的な背景

私の個人的な事情としては自分の結婚式は挙げておらず、ついでに結納も両家顔合わせもやっていないです。

結婚した時期はコロナ禍なので人を集めるのに抵抗を感じたし、社会人歴も浅かったので結婚式に一気にお金を使うことが不安で、さらに多額の出費に対して得られる結婚式というイベントにあまり魅力を感じていなかった、というのが理由です。

個人的には結婚式したかったなって思い返したことは特にないし、結婚式は当然挙げるものという価値観の友人に「結婚式なんでしなかったの??」と聞かれた場合もコロナだったから。。。と言い訳できるから特に問題は感じていません。

 

私の感想

①やっぱり結婚式って高すぎない?

プランナーの視点で描かれる場面で、プランナーの上司から指導されている内容として、価値観はこちらから植え付けるものだ、というようなものがあります。

いや、本当にそれ!!!!!!!って思いました。

私はウェディング業界の関係者ではないんですが、消費者側の視点から見て、やっぱり結婚式ってめちゃくちゃ高いですよね!!

個人的に結婚式を挙げなくて良いかなと思ったのはお金の理由が大きくて、正直1日に使うお金が大きすぎるなと感じていました。

 

特によく聞くのが、当初の見積からどんどんオプションを付け加えていって費用が膨らむと言うことです。

普通、1日で消費してしまうようなちょっとしたオプション、例えば装飾の蝋燭の形をおしゃれなものに変える、みたいなもので数万かかり得るんですね。。。

 

結婚式に限らず、例えば車を買う時にも同じことですが、車や結婚式という大きな買い物が一つ前提にあると、それと比較すると安い額のオプションなんて付けてもつけなくても金銭的に大差がないかのように思わされてつけてしまう。。。という傾向がありますよね。

 

でも売る側の人は(それが仕事なので当たり前なんですけど)、せっかくの晴れの日なので。。とか、せっかく大きな買い物なので納得していいものにしたいですよね。。。みたいに、さりげなくそれらオプションなどを「つけた方がお得・自分にとって嬉しい」と感じるのだという価値観を植え付けるスタンスなのかなと思いました。

 

自分はそのように顧客に対して直接セールスをするような仕事をしているわけではないので、実際に人に物を売るということはこういうスタンスが必要なのかな〜と新たな視点を持つこともできました。

 

②結婚相手に文句を言う家族っているの?

作中だと、新婦の親が新婦よりも年下であまり愛想の良くない新郎に対して不安を感じ、家の中で新婦に対しても文句を言うような場面があります。

 

率直な感想としては、え、こんな家族いるの。。?というところ。

作中では結局その新郎も実はいい人というのがわかって、最終的には家族からの評価も上がって、みたいなことになりましたが、

そもそも家族が結婚相手に文句言うの???というのが引っかかりました。

作品がどうこうとかではなくて。世間で実際にはどうなのかなと。

 

相手の収入が新婦に対してとてつもなく低かったり、働いていないとかだったら不安にもなるとは思いますが、年下とかだとそこまで不安材料でもないんじゃないかなと個人的には思いました。

 

私の場合は特に親からは何も言われなかったし、両家顔合わせもしていないし、特にそれぞれの家庭に結婚を許してもらうというスタンスではなかったからそう思うのかもしれません。

両家集まってはいないとはいえそれぞれの両親に挨拶はしに行きましたが、顔合わせの挨拶としてカフェでお茶しただけであっさりしたものでした。

 

まとめ

実は読んだのが2週間くらい前で若干うろ覚えなので特に覚えているところだけピックアップして書きましたが、全体的に読みやすくて読後感が良い面白い小説でした。

では。

転職したけど変わらなかったこと3つ

 こんにちは

 

 日々、あ〜前の会社から今の会社に転職して良かったな〜と思っている若手理系会社員です。

 

 SNSとかでは「転職して失敗だった」「転職しなければ良かった」などの投稿をたまに見かけることがあるので、世間的には失敗する人もいるようですね。

 でもそれは失敗した人の投稿が目立ったりするだけで、実際は皆状況が違いますし、成功する人も失敗する人もそれぞれいるんだろうなと思います。

 

 今回は、転職して(総合的に私はとても満足しているけど)、こういうところは私の前職と現職の会社であまり変わらなかったなと思った点をまとめます。(とはいえ、私の場合は前職も現職も理系職なので多少の偏りはあるかもしれません)

 

 転職する上では個人個人のどうしても現職の状況から改善したいこと(現職では残業時間が多すぎるとか)を目的として転職するはずで、それらが改善されたとしたら転職の目的はおおむね果たせていると考えられます。

 

 なので、今回の記事では転職で何もかもが改善するわけではないという現実的な参考程度に、転職を考えている人や転職ってどんなものなのかなというイメージを掴みたい人に読んでいただけることができれば幸いです。

 

 その他転職で感じたギャップなどは下の過去記事で書いていますのでご参考まで。

techtechbafl.hatenadiary.jp

 

 

首をかしげる受付の女性の写真

その①慣習として実施している無駄な会議

 前の会社では平社員の私でも1日に2~4件の会議があって、さらに慣習的に行なっている意味のない定例会が週に数件実施されていました。

 

・毎週実施しているけどそんなに話すテーマもない

・上の人が皆が顔を合わせることが大事だと思って設定している

・話す人は割と固定

・話さない人は時間を持て余す(割と皆内職をしている)

・なぜか新人が議事録を取らされる(でも誰も議事録を見ない)

 という嫌なコンボが繰り広げられていて、時間の無駄に感じていました。

 

 意味のない定例会、上司は実施することに意味があるとでも思っているのかもしれませんが、参加者×時間×頻度×時間単価で考えると結構なロスなんですよね。(こういう定例会ほど参加者も多い)

 

 前職の退職とともにこんな古い体質の会議体系とはおさらばだぜ!と思っていたのも束の間、転職先でも無駄な会議は存在してました。。。(前職よりはかなり減ったけど)

 

 さらには前職での私の部署では存在していなかった、朝会と夕会が追加され、それらがもれなく意味のない(顔を合わせることだけが目的の)会議だったのでそこは残念に思いました。

 

 朝会や夕会で共有されるのは個人の業務での困りごとや全体連絡です。

 個人の業務の困りごとなんて業務で関わり合うチームの中で消化しておくべきで関係ない人を含めた定例会で行う必要を感じないし、

 正直全体連絡も、わざわざ顔を合わせなくても、(PCを使う業務を行なっているんだから)PCメールで共有すればいいのにな、と思っています。

 

その②あまり使われないフレックス制度

 前職も現職もフレックス制度が存在していて、且つ前職はコアタイムあり、現職はコアタイムなしのフルフレックスです。

 

 前職はコアタイムあり且つ入社数年はフレックス制度が利用できないという謎ルールがあり、毎日の定時出勤に慣れてきた頃にいきなりフレックスが使えるようになっても使いにくいのか、はたまた先輩社員たちがあまり使っていないせいか、なんだか意味があるのかわからない制度だなあと思っていました。

 

 転職する際に現職の募集要項にはフルフレックスみたいな記載があり、進んだ会社だなあと若干胸を躍らせて入社したものの、蓋を開けてみればこちらの会社もあまり皆フレックス制度を活用してませんでした。。。

 考えてみればそりゃそうですよね、朝の定時後と夕方定時前に朝会と夕会を設定しちゃってるからですよね。無駄な会議め。。

 

 ただ、前職と比較して現職が若干進んでいる点としては、通常はフレックス勤務をしているわけではなくとも、多少の残業が生まれた際に月末頃に溜まった残業時間分を相殺するために早く退社しても良いよということに最近なったという点です。

 現職では月末時の方が仕事量が少ないこともあって、この制度は使いやすいです。

 

 フレックス勤務って、人によって活動しやすい時間帯が異なることを鑑みて働きやすい時間帯に働けるようにするためのシステムだと思っているんですが、こういう使い方もありなのかあと若干納得してはいます。

 

その③新しい業務についていけないおじさん

 これは前職でも現職でもそのまま共通していることです。

 前職も現職も、会社の人事制度的に一旦平社員から主任クラスへ昇格するとそこから落ちることがほぼなく、昇格した人はずっと主任クラスの肩書きを持つことになります。 

 でも、仮に他の部署で仕事がそれなりにできて主任クラスと認められて昇格できたとして、その後しばらくして主任の肩書きを持ったまま他の部署へ配置転換があった際に果たしてその人がそこでも主任クラスの働きができるかというと、、、、そんなことはないですよね。

 

 主任クラスの肩書きを持っているから転属先でも部下や後輩がついたりしてその子たちの面倒を見る必要があるのにも関わらず、新しい部署ではその主任よりも部下や後輩の方が知識も豊富で必要なツールも使いこなせて仕事を進められる、といったような状況を前職でも現職でも見てしまいました。

 

 そのような状況は往往にして起こりうるものだとは思うので、その状況自体が起こることは問題ではなく、その主任自身に学ぶ気があるかどうかが重要であるように思います。

 指示を出して部下を動かすためには、そのツールを完全には使いこなせなくとも、何ができるかさえちゃんとわかっていれば十分だし、必要な知識もあとからいくらでも身につけることはできます。

 なので例えば新しい業務を行うにあたって自分に足りていない知識、スキルをちゃんと把握して、時には部下や後輩に教えてもらうことを恥じないという姿勢を持つことが大事だと思います。

 

 話はそれましたが、私が大事だと思っている上記のような姿勢を取らず、

 ただ会社に長くいるだけで身に付く、その会社でしか活かせないような知識を持っているということや昔成し遂げたことだけで自分のことを偉いと勘違いし、自ら進んで成長しようとしない結果新しい業務についていけない残念なおじさん

 というのが、残念なことにどこの会社にもいてしまうということです。

 

まとめ

 一部ただの愚痴でした。すみません。

 今回書いたように、転職をしても前職で不満に感じていたことのうちには転職で解消されないものもあります。

 とはいえ、私の場合、転職する際に最も重視していたこと、残業時間や働きやすさ、今後のキャリアを考える上で身につけられるスキルといった点は確実に転職により改善しています。

 

 転職することで後悔しないように、自分自身が何を軸として、何を解消したくて転職するのかをある程度はっきりしておいた状態で転職活動に臨むことで、自分が望む結果に近づけるのかなと思っています。

 では。

「六人の嘘つきな大学生」読了

 こんにちは。

 

 GWに入るちょっと前ごろに、「六人の嘘つきな大学生」という小説を読んだのでその感想を書きます。

 この小説は結構最近本屋さんでも人気なようで、ランキングみたいなのに並べられていたりしたので前から少し気になっていました。

 結論、結構読みやすくてかなり楽しめる小説でした。

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ざっくりとした内容(ネタバレ)

 新卒採用の場面でかなり人気のある会社の最終選考に残った大学生6人が、チームで行う最終選考に向けて一ヶ月間程度仲間として対策に取り組んでいたところ、最終選考の少し前になっていきなり最終選考はチームで行うのではなくて六人の中で誰か一人しか合格させられないのでその一人を話し合って選んでほしいと会社から言われてしまい、ギスギスとした雰囲気で最終選考に挑むと、そのうちの誰かの企みで最終選考の場に六人それぞれの過去の悪事を暴く内容の紙が置かれていて、それを順番に開けて行ってそれぞれが非難されるという事件が起こった結果最も小規模な悪事が暴かれていた一人が犯人とされて且つ最後まで悪事が暴かれなかった一人が合格となったが、合格した一人がその事件の本当の犯人は誰かというのを残りの最終選考の参加者それぞれに後からインタビューして回るという内容です。

 

 結果的に犯人は暴かれ、その犯人が事件を起こした動機は、同じ会社を受けた優秀な大学の同期がなぜか序盤で振り落とされてしまったことについて、面接において人事なんて全然学生を見定めることができていないじゃないかと憤慨したことがきっかけとなったというものでした。

 

個人的感想

面接の短い間だけで志願者の能力を判断するのは無理

 これは作中において人事担当者のセリフでもありましたが、やっぱり面接の間だけで能力を見定めるなんて不可能だと思います。

 

 技術に携わったことのない人事担当者が技術職の志願者の業務遂行能力を判断するのは難しそうだし、配属先として考えられる現場の担当者だって実際に業務を一緒にしたことがない相手が自分と同じ仕事ができるかどうかを面接で判断するのは難しいと思います。

 私は新卒でメーカーに入社しましたが、就活での技術面接で技術担当者がこられたものの、製造関係の部署の担当者さんは技術面接でこちらが説明する大学での研究内容なんて全然ピンときてなさそうでした。(研究開発系の方は研究内容へは割と食いつかれていましたが)

 大きく理系職で括ってもそんなもんです。

 

 実際、私が新卒で入社した会社はそれなりに倍率が高いはずではありましたが、同期の優秀さはかなりばらついているなと思いましたし、かなり仕事ができないという噂のある同期の話も耳に入ってきました。

 そういうのを聞くと、人事って見る目ないんだなあとか思う気持ちもありますが、やっぱり面接では見極められなかったんだろうなあとも思います。

 それに、入社した時点での能力も大事ではありますが、社会人になってから何十年と働く中でどの程度成長するか、今後成長する気が本人にあるかどうかという、本人の向上心みたいなものも重要かと思います。それがあるかを見極めるのは特に難しそうですね。

 

誰だって切り取られたら悪く見える一面がある

 この作中では、一人の合格者を決める重要な場面で、各個人の印象を悪くする黒歴史みたいなものを切り取って暴かれるシーンがあ理ました。

 さらには作中の後半では実はそれぞれの黒歴史にはそれぞれのっぴきならない事情があって、本当は各人皆いい人だったみたいなことがわかっていきます。

 

 現実でも、他人の嫌な部分の一面だけを見て「この人は嫌な人だ」「この人は悪い人だ」というようにレッテルを貼り、さらにはたとえば匿名性がある場ではそのレッテルを大きく振り翳してこき下ろすというような事象が発生してしまっています。

 恋愛リアリティ番組とかで、出演者に対する印象を決めつけて、SNSでボロクソに叩くというようなものです。

 出演者たちは自分達からしたら全くの他人なのに、なぜわざわざ彼らのSNSアカウントまで追いかけていって叩くのか、その労力は無駄としか思えませんが、そもそも彼らに悪印象を抱く要因となったのは番組の中で切り取られたいくつかの場面によるもので、それらの場面が実際に彼らの生活の中で起こったことの一部を切り取ったことであるのにも関わらずそれらが全部であると信じてしまっているのであればそれはとても残念なことだと思います。(なんか文章を打っていて思いましたが、B'zのイチブトゼンブみたいですね)

 そんな視聴者たちの浅はかな罵倒のせいで、結果自殺者まで出てしまっているのは本当に悲しいことだと思います。

 

 恋愛リアリティ番組の出演者たちが、世間で思われているよりももっといい人なのかどうかについては実際分かりませんし私にとってはどちらでも良いのですが、勝手に悪だと決めつける必要もありません。

 

 私も、例えば会社の同僚でこの人は信頼できる/できない人だと思っていても、その人も家庭に帰れば真逆の性格かもしれないなと思いますし、私も、例えば仕事中の何かしらの振る舞い一つにより、同僚の一部から嫌な人だと思われている、ということもあるかもしれません。

 

まとめ

 ランキングとかで見かけただけあって、かなり読みやすくて面白い本でした。感想としてはやっぱり、就活の面接ってどうしても(その時点だけで見ても)優秀な人を選別するのは難しいんだろうなあと思います。では。

「彼女は頭が悪いから」読了

 こんにちは。

 

 最近、「彼女は頭が悪いから」という結構衝撃的なタイトルの小説を読んだので、感想でもつらつらと書こうと思います。

 この小説、私は知らなかったんですが割と有名で、東大の入学式のスピーチでも言及されたりとか、東大生に読まれてます!みたいに宣伝されてたりするみたいです。

 

 内容としてはかなり胸糞悪い展開のストーリーで、集団猥褻事件に関わった東大生の視点や東大生を囲む周りの環境、事件に至るまでの東大生たちのものの捉え方みたいなものが生々しく描かれています。

 

 とはいえ私は兄弟に東大出身者がいるので、実際東大生もそんなにヤバい人ばっかりじゃないよ。。。とはちょっと思いました。

 あと登場する東大生はみんな理系なんですが、この小説も含め世間の理系への偏見はちょっと不快です。

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ざっくりとした内容(ネタバレ)

 実際に過去にあった東大生による集団猥褻事件からインスパイアされたフィクション小説です。

 超おおまかなあらすじとしては、あまり偏差値の高くない女子大に通う主人公が、たまたま知り合った東大生と意気投合して恋に落ちるも、その東大生が他の(かなり優秀で且つ魅力的な)女の子に気を取られてしまって主人公に段々と興味がなくなっていってしまった状態で、東大生仲間での飲み会に気まぐれにその女子大生を盛り上げ要員として誘って、東大生仲間と寄ってたかってその主人公に人権を無視したような酷いことをして、どうにか逃げた主人公の通報により結果捕まって前科持ちになってしまうというような話です。雑ですが。

 

 主人公の女子大生が事件に遭遇するまでと、事件に関わった東大生たちそれぞれの視点が入った濃い内容です。

 その事件に関わった東大生たちがどのような環境で育ってきたかや、彼らの東大というものの捉え方、東大にいる間に彼らが関わっていたいろいろなこと、それらにより育まれた彼らの価値観や考え方が、結果としてそんな酷い事件に繋がっている。。。ということが読み取れるストーリーになっており、色々と考えさせられる内容でした。

 

個人的感想

偏差値でランクがつくのは仕方ない

 小説中にもありますが、我々は人間なので、偏差値というわかりやすい物差しで通っている大学にランクが付けられているのであれば、自分から見てこの人の通う大学は上だとか下だとか思ってしまうのは仕方がないと思います。

 

 私はそこそこの国立大学出身で、自分の大学を基準にするとランク的に下に位置する大学の方が多いです。

 中学の時からそこそこ勉強して進学校の高校に入って、3年間勉強して大学受験に備え、晴れて国立大学入学です。

 そんな経緯があるので正直今も、それなりの大学に入れないのは大学受験までの勉強・努力が足りてなかったんでしょと思っています。

 

 この小説に出てくる彼らのような実際にいる東大生も、東大に入ったからにはこれまで多くの努力をしてきたのであって、そんな彼らが他の大学生に対して君たちは努力が足りなかったんだねと思うのは当然だと思います。事実ですから。

 

偏差値が高い大学に入るまでは本人の努力

 もちろん「本人の努力」と「周りの環境」の両方が大事だと思いますが、どちらが欠けていてもいけないですし、個人的にはどちらかというと本人の努力のウェイトの方が大きいと思っています。

 

 小説内では、受験にはテクニックも必要でそれらは塾で学んだりするから、親が塾に行かせていない子供は受験に強くなくても仕方がないというようなことが書かれていました。これについては違うと思いました。

 テクニックとか言いますが、受験においてテクニックが占めている割合なんてほんのわずかです。

 TOEICだって受験テクニックを教えたりするのは目標点数が500とか600点以下程度の人たち向けの本だったりします。それより上位を目指す人は大抵普通に勉強しています。

 大学受験やそれまでの高校、中学受験だって、確かに学校によって問題の傾向がありますが、テクニックを知らないと解答できないというものではありません。

 

理系の高学歴への偏見を感じる

 この小説で微妙に不快感があったのが、ところどころで小説中の東大生たちが周りの感情に疎いというのを、他人の気持ちとか情緒をいちいち読み取っていたら東大に合格できないとか、人文系の能力はいらないからわからないみたいな書かれ方がされている点です。

 

 なんかわからないんですが、世間的に理系の高学歴ってみんなロジカルな思考しかできないロボットみたいなやつとでも思われているんですかね。

 昔見たテレビ番組で、東大生を面白おかしくいじるような低俗なバラエティに出さされている東大生たちの中には確かにちょっと変わった理系の人とかがいた記憶がありますが、ああいうテレビが面白おかしく切り取った一面を本当に信じている人っているのかなあ。。。と思います。

 

 そんな切り取った一面をそのもの全体だと勘違いして評価してしまっている人がいるのであれば、その人はこの小説内に登場する東大生たちよりもきっと視野が狭いでしょうね。

 

まとめ

 ただの個人感想日記なので、本の内容というよりは個人的に理系高学歴(とそれを囲む周りの環境)について思うことの感想を書いてしまいました。

 今回は触れていませんが、この小説では主人公の女子大生が出会った東大生に対して思う感情などがものすごくリアルに描かれていたり、東大生たちもそれぞれに環境が異なっていてそれ故にその事件やその対応に対する捉え方が異なっているというのが描かれていたり、読み物としては結構面白い小説でした。では。

賃貸の初期費用交渉での値下げ成功体験談

こんにちは

 

 春は新生活を始める人が多いですね。私も今回転職に当たって転居が伴ったので、二ヶ月ほど前に引っ越しをしました。

 大学の時を含めて今回が人生で4回目の転居となり、そろそろ転居についても慣れてきて堂々と賃貸開始時の家賃・初期費用交渉ができるようになってきました。

 

 そこで今回は、これまでの転居時に交渉して値下げに成功したものをまとめてみようと思います。

 これから引っ越し・転居を控えている人の参考になれば幸いです。

 

 

値下げ交渉の大まかな流れ

 私の場合、値下げ交渉に至るまでの流れは決まって以下です。

1 SUUMOでいくつか良さげな物件を探す

2 取り扱いしている不動産屋の一覧に載っている不動産屋の全てに初期費用見積もり依頼をする

3 全ての初期費用の見積もりが出揃ったら、最安値を出した不動産屋の見積書を他の不動産屋に送る

4 3の繰り返し

です。上記は全てメールのみで行えますし、まあ電話がかかってきたとしても無視して大丈夫です。私はこの最中に電話に出たことはありませんが特に不便したことはないです。

 

 3にて、「他の不動産屋様でこの見積書を頂いたのでこちらに決めようかと思っています。」と言って送ると、大抵どこもさらに安くした見積書を送ってきます。なのでそこからはどんどん値下げが勝手にエスカレートしていきます。(最初からその値段を提示してくれと思いますが商売なので仕方はないですね)

 私は上記のやり方で過去に最初40万円ふっかけられていたのを13万円にまで値下げを成功させたことがあります。

 

 注意点として、大抵の物件はどこの不動産屋でも扱うことができるので上記の方法が通用しますが、稀に使えない物件(特定の業者のみが取り扱っている物件)もあります。

 そんな時も、一応今回挙げる項目のいくつかは聞いてみれば値下げ可能であったりするので、諦めずに交渉していきましょう。

 

値下げ・削除できたもの

①最初の一ヶ月分の家賃

 いわゆるフリーレントというやつで、最初の一ヶ月分の家賃を0にすることができました!

 賃貸開始時、初期費用として最初の2、3ヶ月分の家賃をまとめて支払う必要がありますが、一ヶ月分フリーレントにすることにより大幅に支出を抑えることができます。

 

 これができるのは不動産屋側もとりあえず借りてくれる人を入れたいからだと思います。

 そう考えると成功率が高いのは放っておいても人が入ってくる新生活シーズンから離れた5〜6月とか、下期開始のタイミングでの異動・転居が見込まれる9〜10月頃を避けた11〜12月とかが狙い目かもしれませんね。

 引っ越し業者もこの辺りのシーズンは割と低価格になっています。

 

②仲介手数料

 不動産屋に支払う仲介手数料も、交渉次第では0円にすることができました!

 不動産屋のHPやチラシなんかでは当たり前のように家賃一ヶ月分の仲介手数料が入っていたりしますが、実は法律的には借主(私たち)と貸主(オーナー)から半月分ずつしか請求できないらしいです!

 無知なままではそんなルールが本来存在しているとは知らず、不動産屋に言われるがまま多めに払わされているのは悲しいですね。。

 というか私たちだけでなくオーナーからもお金が入るんですね。。

 

 そんな事情があるので、ちょっと探してみると仲介手数料0円をうたっている不動産屋はすぐ見つかるのでそこで契約するか、そこが出した(仲介手数料0円と書かれた)見積書を他の不動産屋に送ってみることで簡単に交渉ができます。

 

 ちなみに、過去にこれをやると、「仲介手数料もらわないと儲けがないのに仲介手数料0円にしてくれるところなんてないですよ」なんていうコメントをしてきた不動産屋がいました。笑

 普通に0円のところはすぐ見つかりますし、いやいやオーナーからも貰ってるのに何言ってるんだよという感じですね。客をなめているのかなと思います。

 

③火災保険料

 家を借りるときには火災保険に入る必要があり、大抵の場合不動産屋からの見積書にさも当然というように名を連ねています。

 そのまま放っておくと指定された火災保険に入らされてしまいますが、実は火災保険は(オーナーが許可している場合は)個人で自由に加入先を決めて加入することができます。

 

 最初に不動産屋に提示される火災保険料は大抵やたら高くて(2年で2万とか書いてた)驚きます。

 「火災保険って自分で決めて入ってもいいですか?」と一旦聞いてみて、OKであれば自分で探しましょう。(一応この程度の補償があるものにしてくださいという指定はあったりします)

 ネットで入れる火災保険は結構安いのがあって、私は上記の2年間で2万円ではなく、自分で探した2年で8000円のものに入りました。半額以下に抑えれてラッキー!

 

 そもそもなんで最初に提示してくるものがこんなに高いのかが謎ですね。中抜きでもしてんじゃないかと勝手に思ってます。

 

④安心サポート

 何をサポートしてくれるのかわかりませんが、たまに不動産屋の最初の見積もりにさも当然というように名前を連ねていたりします。

 「これって必須ですか?」と聞いてみると、「任意です」と回答がきたりするので、任意であれば外しましょう。他の不動産屋の見積書に載ってなかったら大抵任意だとは思います。

 

⑤防虫・消毒費

 これも最初普通に見積書に載ってたりしますが、「これ外せますか?」と聞いてみると普通に外せたりします。多分そんなに作業もしてないと思いますし、気になるなら自分で防虫スプレーを撒きましょう。

 

交渉できなかったもの

①家賃の値下げ

 職場の同僚は家賃の値下げができたと言っていたので、条件によってはできたりするようですが、私は成功したことがありません。

 多分その物件の価値によって変わるかもしれないですが、ダメ元で交渉してみるのもありかもしれません。

 

②ハウスクリーニング代

 これは退去時か入居時のどちらかには払わないといけないので、多少仕方ないかなとは思います。

 ただ、たまに聞くところによると入居時に支払ったのに退去時にも請求してくる悪徳な不動産屋があるらしいです。私は遭遇したことないですが。

 なので、初期費用として支払うとしても一応「入居時だけで良いんですよね?」とか念押ししておいても良いのかもしれません。

 

③鍵交換代

 これもハウスクリーニング代と同様ですね。

 強いて言えば、ディンプルキー(ぼこぼこしているやつ)ではない普通の鍵(自転車の鍵みたいな形のやつ)なのに異常に高いとかであれば、一応確認してみても良いのかもしれません。

 ちなみに私はディンプルキーのところで16500円の請求でした。参考までに。

 

まとめ

 不動産屋に初めて初期費用の見積もりをした段階では、え!こんなにかかるの!と驚いてしまいますが、割と今回書いたことは「これ本当に必要ですか?」「他の業者だといらないって言ってるんですけど。。」とか言ってみれば割と値下げできたりします。

 こちらから交渉を始めないといけないので最初は気後れすることもあるかもしれませんが、ほとんどメールで対応するだけなので次第に慣れていくと思います。

 初期費用を抑えた分新生活にお金をかけられるように頑張りましょう。では。

 

個人的に転職前後で感じた会社のギャップ

こんにちは

 

 これまでたまに転職についての記事を書いていましたが、無事転職に成功し、転職先で働き始めて1か月がたちました。

 

 私はメーカーの理系の開発職から、理系ではあるけどもかなり分野の異なる職種へ転職しました。次の職種の内容についてはまた別途記事にまとめようと思います。

 

 今回の転職に際して会社が変わって、いろいろと前の会社はこうだったけど今の会社はこうなんだ・・・!と驚くことがたくさんあったりするので、個人的な体験談にはなりますが簡単にまとめてみようと思います。

 

 転職を考えていても、実際転職するとどんなことを思うんだろう、どんなことに直面するんだろう、今いる会社より悪くなったりするんじゃ。。。と、不安になることが多くあると思います。

 今回の記事が、転職を前にしてそんな不安を抱えている方の参考になれば良いなと思います。

 

 

桜-新生活の写真

 

はじめに

 最初にも書きましたが、私はメーカーの技術職から全く異なる職種になりました。さらに転職先ではどちらかというと人手がとても足りていないという状況ではない会社でした。

 なので端的に言えば割とブラックな企業からホワイト企業への転職でした!

 というわけで、そんなブラック→ホワイトの事例だと思って読んでいただければと思います。

 (逆に言うと、もちろん転職してよりブラックな会社へ。。。というパターンも世の中には存在するとは思います。)

 

ギャップ①残業の有無・程度

 私の前職では、新卒1年目でも月45時間弱の残業が3か月以上続いたり、特別繁忙期でもないのにもかかわらず月60時間くらい残業をしている主任クラス(非管理職)がいたりと、残業が当たり前の会社でした。。。

 

 毎日残業が当たり前で、チームリーダーもあからさまに毎日定時ではやっていけないようなスケジュールを組んでいて、定時に帰る日が続いた後に残業すると上司から「○○さん、今日はやる気あるんだね!」という遠回しに嫌味ともとれるような発言をされる環境でした。まあまあひどいですね。

 

 一方、転職後の今の会社はかなりホワイトで、そもそも残業がほぼ0でした!!!

 管理職は残業すると言っていたのでどの程度かと聞いたら、なんと20時間くらい!(前職の私より少ない。。。)

 

 今の会社ではチームリーダーが各人の工数に合わせてちゃんと予定を組んで客先と握っていて、(なのでリーダークラスになると予定管理が大変そうですが)、そもそも残業が発生しないように若干バッファがあるような程度のスケジュールになっているので、私も他の同僚も皆定時に席を立っています。

 

 残業が当たり前かどうかって会社によってこんなに違うんだな、と思って感動しました。

 

ギャップ②職場の雰囲気(心理的安全性)

 前の会社は上で書いた通り残業が常にある会社で、みんなどことなくピリピリしている様子がありました。

 他人に時間がとられることを嫌がってあまり相談に乗ってくれない人がいたり、OJTの先輩に話しかけても後回しにされたりして、特に最初の方はやりにくいなあと思っていました。

 

 一方、今の会社は比較的ホワイトなので、皆どことなく心に余裕があります。

 新しい人が入ってきたときに、その人のサポートをしたり業務を教えたりすることを前もってスケジュールに組み込んでいたりするので、OJT中いつでも話しかけてOKな雰囲気を出してくれています。

 

 職場の雰囲気は入ってみないとわからないですが、今の会社の雰囲気が特別悪いだけで他の会社に行けば解消される可能性がある、というのは希望になるんじゃないでしょうか。

 

ギャップ③社食の充実度

 昼食って一日の中で結構ウェイトが大きいですよね。昼ごはんにいいものを食べるとその日の午後の活力になりますし、社食が充実していたら毎日昼ご飯が楽しみになります。

 

 この点、前職はかなり大きめのメーカーで従業員が多かったのもあってか、日替わりでプレート3種・カレー・丼・パスタ・ラーメンが選べて、それぞれが割とクオリティが高くて且つ小鉢をつけても一食200円~300円程度の価格でした。これは結構いい方かと思います。

 

 一方、今の会社ではそこまで社食に力を入れていないのか、普通のクオリティで一食400円~500円程度でした。

 

 毎日のこととなると昼ご飯の金額の差は大きいですね。ただ、最終的に弁当持参にするという選択肢もあるので、人によってはあまり重視しない項目かもしれません。

 

ギャップ④社内のシステム

 前職はそこそこ大きい会社だったのもあって、社内システムは整っていました。

 いろんなマニュアルや、インストールしていい無料ソフト一覧や、制度関連や問い合わせ先はちょっと調べればすぐに出てくるような環境でした。

 

 今の会社だとあんまりポータルサイトみたいなのが整ってなくて、これから整備されるみたいな状態なこともあり、皆困ったら何でも人事に連絡しています。

 最初はちょっと戸惑いましたが、比較的コンパクトな会社なのであればわからないことはわかる人に聞けばよい!ってことになるんですね。周りが皆そうしているのもあって私も慣れてきました。

 

まとめ

 会社が変わるといろいろと変化点があります。いろいろな点で前よりも良くなったり悪くなったりしますが、私は思い切って転職するのは良かったなと思いました。では。

新卒でメーカー開発職になる前後で感じたギャップ3つ

 こんにちは。

 

 新卒でメーカーの開発職に所属して約2年になります。2年前のこの頃は修士論文書いたり発表したりしつつそろそろ社会人だなあと若干ソワソワしていたのを思い出します。

 そんな初心に戻りつつ、実際に私が入社する前後で感じたギャップについて書いてみようと思います。

 

 

安全管理を怠らない女性社員の写真

ギャップ①客先対応の有無

 学生の頃のイメージとしては、開発職といえば社内でいろいろと基礎的な実験・検証してみてより良いものを開発して、お客は営業さんがとってくるもの、みたいなイメージをしていました。

 入ってみると、私のいた開発部ではそもそも製品の開発の段階からお客さんがついていて、毎週とか隔週程度のそこそこの頻度でお客さんと打ち合わせをして、実験結果を共有してこれからどう良くするか相談するみたいなことをやっていました。

 製品によるとは思いますが、単独の製品ではなくいろいろなものと組み合わさって最終製品になるようなものを開発している場合はこうなるパターンが多いのかもしれません。

 

 なので、開発職とは言えゴリゴリに客先対応はありましたし、結構な頻度で客先へメール・電話したり、打ち合わせして議事録取ってみたいなことをしていました。

 思ってたより社内だけで働くわけじゃないんだな~という感想。

 

ギャップ②工場や現場との近さ

 学生の頃のイメージとしては、工場やいわゆる現場のようなところというのはもう量産しているものだけで、開発職に対してあまり現場に近いかどうかというようなイメージがありませんでした。

 私のいる開発部では、机上の計算をしてみるのと並行して実際に試作品を作って実験・検証を行っていました。なので常に試作品の製造があります。

 常に何かしらの検討を行うための試作品が製造されており、検証に使う試作品の精度とか製造方法についてもこまめに議論がなされていて、結果的に試作品製造の現場との距離は割と近かったです。

 そもそも開発部内に試作品製造担当のチームがある場合もあります。

 現場が近いだけに作業担当の人たちとのトラブルとかもあって、それについて過去記事でも書いています。↓

techtechbafl.hatenadiary.jp

 

 ただこれもおそらくそのメーカーの業界・製品の種類によって異なります。製造に対するコストが高い場合は試作の前の検討期間が長くなり、事前検討と試作製造が並行しているという上記の状態ではないという場合もあるかもしれません。

 

ギャップ③デスクワークの割合・仕事内容

 学生の頃は、特に研究室での生活が始まってからは、理系として就職したら今みたいに自分で手を動かして何か新しいものを作るんだ、というイメージがあったので、あまり職種によらず自ら手を動かすのかなと考えていました。

 実際に入社してからは、研究開発職であれば上記のように自分で手を動かして実験を行うことが多くなりますが、製品開発職であれば以下

・先述のように客先と相談してより良い製品を検討

・それを実現するために製造方法について製造技術職と社内で検討

・より適した材料はないかと研究開発職と検討

・実験を依頼

・実験結果を取りまとめて次の客先打ち合わせで共有

のような仕事が多く、結果的に自分が何か手を動かすということは少なくて取りまとめるような作業が多くなり、デスクワークが中心でした。

 

 業務内容として、やっぱり何か自分で生み出したという感覚が欲しいという人は研究開発職とかの方が向いているんだろうなと思います。

 ただ、製品開発職はメーカーの中ではお金を生み出す花形職ではあるので、いろんな周りの人を巻き込んで大きなことをやりたいという人にはピッタリかと思います。実際就活の時もそういう面を見るような面接が多かったような。。

 

 あと、デスクワークが多いと今のご時世とその後もリモート勤務ができやすいのが良いところかもしれません。

 

逆にイメージ通り:とにかく忙しい

 ギャップだけでなく一応イメージ通りだったことを書いておくと、開発職はとにかく忙しかったです。。。

 製品開発は数年先にリリースするようなものに向かって開発をしていて、段階的に(いつまでにこの程度完成させるというような)目標がたてられており、それに対して常に忙しく追い立てられているような状態です。

 

 私の場合は1年目でも45時間弱の残業が3か月ほど続いてしんどい。。。と思っていました。別の理由とも合わせてその頃にうつ病と診断されてからは比較的忙しくないチームに移動しましたが、私が元居たポジションに入った新人もその頃の私と同レベルの残業を続けています。

うつ病と診断されたころの日記

techtechbafl.hatenadiary.jp

 

 いわゆる花形の業務で、やりがいを感じやすいポジションかもしれませんが、いかんせん忙しいです。

 

まとめ

 あの頃はこう思ってたな~とか初々しい気持ちになって書いていました。これから社会人になる学生さんたちなどの参考になれば幸いです。

 過去に後悔したことについても書いています。↓

techtechbafl.hatenadiary.jp

 

 では。