みみみ@読書好き理系社会人の日記

しがないコロナ世代の会社員の日常です。転職経験あり。

メーカー開発職での作業員おじさんたちとのトラブル

 こんにちは。

 

 ↓過去記事でも書きましたが、メーカーの開発職って作業専門のおじさんたちと一緒に仕事をすることが多くあって、それに伴って私のいる部署ではちょこちょこトラブルが起きていました。今日はそれについてまとめてみようと思います。

techtechbafl.hatenadiary.jp

 

 以下に書いてあることはただの私の体験談で、どこでもそんなことが起こるというわけではなし、作業専門の人が悪いとは思っていませんが、これらのトラブルは私の転職理由の一つではあります。

 

 

メーカー開発部門にいる作業専門の方々との仕事

 メーカーの開発部門ではたいていの場合、開発品の試作・実験等の実作業を行う専門の方々がいます。

 

 マンパワー的なことを期待されているだけでなく、作業自体のプロフェッショナルな方たちです。必要な作業があったとして、それをどう安全に効率よく行うか・ばらつきを少なくするか等も考えて仕事をされています。

 

 製品設計などの職種の人たちは、やりたい作業や欲しい試作品があったとすると彼らにお願いして試作や実験をしてもらい、結果をまとめて次の検討に活かしていく、という流れです。

 

 なので、その作業員の方々がいないと・一緒にうまく仕事ができないと、開発の仕事がうまく回らなかったり、効率的に動けなくなります。

 

私が出会ったちょっと困ったこと

  私が、というか私の部署ではそんな作業専門の方々とのやり取りでたびたびトラブルが起こっていました。そんな事例を紹介します。

 

①面倒だからという理由で作業を拒否される

 これが結構多いです。(個人的には職務放棄じゃんとは思います。)

 

 何か新しい方法で検討をしたいというとき、標準化できていないような方法の実験を行う必要があったりします。

 さらにその実験をやることによって具体的に何が得られるか、見込みはあるものの実際にやってみるまではわからない、ということも多いです。

 

 そんな時、その実験が相当の工数が必要なものであったりすると、多少現場の反発を買います。

 

 「この実験をやる意味あるの?」「取ったデータをちゃんと生かしてくれるの?」「前までやってなかったのになんで今やるの?」等です。

 

 開発職側の同僚や上司が皆納得して必要だと認めているものであっても、実際に手を動かすのは現場の人になるので、(ここが完全に分離している部署の場合は特に、)現場の人が納得するまで実験の実施が決定できなかったりします。

 

 その実験がどれだけ意味があるか、その結果によってどうなるかについては、こういう結果が出ればその次こうしようという目論見はあっても、実際の結果が出ない限りわかりません。

 

 以下私の部署での事例ですが

 私の部署では、理由を全部説明した上でも、作業の工数がかかりすぎるなどのネックがあれば、納得できないと実験の実施を突っぱねられたりします。

 職務放棄じゃんと思いますが、作業員の歴が長く上司よりも年上な場合の作業員の方のこういう発言は上司でもなだめきれない場合が生じてしまっています。

 

 こういうことがたびたび起こると実験・開発が遅々として進みませんが、彼らにとっては自身のそれらによって開発が進まないということには無関心です。

 

 これがもし、自分も開発部門の一員で、皆で協力して進めるという意識が強くある部門では多少違うのかもしれません。

 

②年上の人が言うことにはあまり反発しない

 これは私の体験談ですが、私(2年目)がこういう実験をしてほしい、と言っても上のように突っぱねられたとしても、同じ製品設計職側で歴が長くてベテランの人が私と同じことを言うと話が通る、ということはたびたびあります。

 

 年功序列の意識が強いバックグラウンドがあることからこういう状況が生まれているのかな?と思います。

 実際どうであれ、こういう状態があると若手としてはやる気が失われる原因になるかもしれません。

 

③歴が長くなるといろんな意味で声が大きくなる

 完全に私の部署の話ですが、私の部署にいる作業専門のおじさんには声が大きい人が割といます。

 

 おそらく工場に長くいると工場内がうるさいから声を大きく上げないと周りに伝わらない、とかそういうちゃんとした理由はあると思います。

 でも開発部門のいわゆるオフィスの居室ではそういう態度は結構浮きます。

 

 さらに、歴が長く作業のプロフェッショナルになっている人であれば、発言権が大きいという意味でも声が大きくなります。

 実際、作業のプロの意見は貴重で、実際にモノを扱っていて気付いた点等はいろいろと役に立つことがあります。

 ただ、そういう方たちがそこで起こっている現象を完全に理解しているということは必ずしもなくて、多分こういうことだな~みたいに推測していることをまるで事実のように伝えていることも有ります。

 

④タバコ休憩が多い・喫煙所で話が進む

 なんでかはわからないですが、工場の近くほど喫煙所が多かったりします。

 そして私のところの作業員の人たちは喫煙者が多くいます。

 

 たまにタバコ休憩が入るだけであれば何も問題はないのですが、タバコ休憩先の喫煙所で大事な話が進んでいて、こちら側に共有されていない、ということはたびたび起きてちょっと困ります。

 

⑤連絡手段が電話・口頭

 業務効率化のためには、業務関係の伝達方法はメールやチャット等、文字に記録されるようなものを利用するのは今どきマストだと思います。

 言った/言わない問題にならないし、CCに入れるなどして簡単に他の同僚に共有できるし、文字として記録が残っているので後から聞きなおしたりする必要がありません。

 

 でも、私の職場だと現場の人ほど直接電話をしてきます。急ぎの場合ならまだしも、そうでない場合、新規情報を伝えてくる場合も平気で口頭で伝えてきます。

 それで何も問題が起こらなければ良いのですが、たびたび言った/言わない問題等や、うまく伝達できていないことによる問題が起こってしまいます。

 

 じゃあなぜわざわざ問題が起こりうる手段で伝達してくるの?というと、やはり電話や口頭のほうが「慣れている」からのようでした。

 実際、高齢なほどPCがうまく使える人は少ないとは思いますが、業務でPCの利用が必要不可欠な現代において、タイピングが遅いからメールしないというのは甘えでしかないように思います。

 

まとめ

 今回の記事はほとんどただの愚痴、ではあるんですが、メーカーの開発職を考えている就活生にとってはある程度このようなトラブルが発生する可能性を理解しておいた方が良いと思います。

 

 さらに、今後自分も年を取ったときに、「この人時代に追いつけてないな」「昔仕事できただけで今できないのに偉そうだな」「長く働いてるだけで能力無いのに横柄だな」とか思われないようにこれからも努力は常に続けようと思いました。では。