みみみ@読書好き理系社会人の日記

しがないコロナ世代の会社員の日常です。転職経験あり。

院生が思う、研究室を選ぶポイントまとめ

こんにちは。

 

 私は現在大学院の2年目で、学部の4回生から研究室に配属され、3年目の研究室生活を過ごしています。

 私は理系専攻なので文系の場合のゼミ等はわかりませんが、理系の場合、3年や4年で研究室を選ぶことになると思います。

 4年生で卒業するなら、極論を言うとどんなひどい研究室に入っても残り1年程度を耐え抜けばよいのでまだマシだと思いますが、修士に進学してからの卒業を考えているなら、入学から修士卒業までの6年間のうちの約半分を(しかもほぼ毎日)過ごすのが研究室であるため、研究室選びは非常に重要です。

 そこで、学部の4年から修士2年の今までを研究室で過ごした私が思う、研究室選びのポイントをまとめてみようと思います。

 

 

ポイント①教授の人柄

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 これは研究室を選ぶ段階で多くの人が気にするポイントであると思います。なにしろ、研究室の先生はその研究室の顔であるため、その人柄が研究室のイメージにつながることでしょう。

 この点で研究室を選ぶということが悪いとは言いませんが、その教授の性格はその担当の授業等でのイメージとは異なる場合があるということに注意しましょう。

 

 例えば、私の研究室の教授は、後輩から「○○の授業の優しいおじいちゃん先生」というふうによく言われますが、実際は他の研究室の先生や学生のうわさ話や悪口ばかり言うようなちょっと腹黒な性格です。友人の研究室の先生も、一見すると優しそうな先生ですが、実際は研究室の学生に興味が無いようで、友人は全然研究の相談ができないと嘆いていました。

 

 その教授が実際はどのような人柄であるかはその研究室の学生が良く知っているはずなので、研究室選びの際はしっかりと聞いておきましょう。

 

ポイント②研究内容

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  研究室ではもちろん研究をメインにしていくので、自分が携わる研究に興味がわくかも大事なポイントです。

 研究内容に興味を持てれば研究のモチベーションも上がりますし、就活の際も興味を持って研究できたという点をアピールできるほど打ち込むことができるでしょう。

 とはいえ、どのような研究内容であっても興味を持って打ち込むことができる人もいますし、そもそも研究内容を自分で決められるという研究室もありますので、研究内容の重要性は正直人によるでしょう。

 ただ、全く興味の持てない研究分野に当たることは避けるため、研究室を選ぶ際にはその研究室のホームページに目を通すなどして、研究内容は把握しておきましょう。

 

 ポイント③コアタイム

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 研究室生活をする上で日常的に重要なのはコアタイム(その研究室にいなければいけない時間)です。研究室や分野によってはコアタイムが存在しないこともありますが、化学系やバイオ系の研究室であればたいていコアタイムがありますし、タイムカードがある研究室もあると聞きます。

 コアタイムは私の周りでは10~17時が多いです。遅いところでは20時までのコアタイムを設定している研究室もあります。

 実験をしていれば夜遅くまで研究室に残ったりしてコアタイムなんて関係ないということもありますが、コアタイムが17時までというように設定されていれば、例えばバイトがある等で早く帰りたい時も17時を過ぎると堂々と帰れるようになります。

(しかし、あまりにも毎日コアタイム通りに早く帰り続けると、本当に実験は大丈夫なのか?等と研究室の教授によっては小言を言われる場合があります。ちゃんと日中に成果を出していれば大丈夫でしょうが。)

 このように、コアタイムはあくまで最低この時間までは研究室にいないといけないというもので、その後すぐ帰るか遅くまで残るかは個人の自由になる場合が多いです。

 逆に、コアタイムが18時や20時までなどに設定されている場合は早く帰れることはないので、夜のアルバイトに支障がでます。また、土曜日にもコアタイムがある研究室もあります。研究室に配属されてからもアルバイトを続ける場合は、所属しようと思う研究室のコアタイムは知っておきましょう。

 

 ポイント④学会参加や論文投稿への積極性

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 研究室によって、毎年この学会に参加するなどの風習があったり、学生が論文を書く機会の有無が異なります。

  学会への参加はたいていの研究室であると思いますが、その際の宿泊費用が出るかとか、毎年何回学会発表の機会があるかは異なります。

 成果を出していれば学生に論文を書かせる機会を与えてくれる教授もいれば、全然学生に論文を書かせない、学生の成果をまとめて教授が論文を書く(学生がセカンドオーサー)という研究室もあります。

 学会参加や論文投稿は少々面倒に感じることもあるでしょうが、自分の研究成果を世に出す大事な場です。せっかく成果を出したのなら世に発表しましょう。就活の時のアピール材料になりますし、特にこれらの成果は奨学金免除にも関わってきます

  できればそのような機会を与えてくれる、積極的な研究室を選ぶことをお勧めします。

 

ポイント⑤学生の印象

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 研究室によっては男しかいない研究室や、やたらと体育会系の研究室や、学生の民度が低くて他の研究室に嫌われている研究室があります。

 男ばかりの研究室で困らないという女子もいるかもしれませんが、その状況の友人によると、研究室旅行があった時に一人だけ別部屋なので寂しいだとか、普段自分も男のノリに合わせないといけなくなるとか、いろいろ気を使われたりするのでややストレスを感じることもあるそうです。

 民度が低い研究室は、例えば、大学院の授業等で騒いでいる学生がいれば、他の研究室の学生からは「○○研究室のやつらうるさい」「○○研究室はアホばかり」など、その研究室の悪いイメージがついてしまうので、関係ない後輩まで「○○研究室の子」と先入観をもって見られてしまうこともあります。

 その研究室の学生の印象は、他の研究室が良く知っていたりするので、その研究室だけでなく他の研究室に行った際にしれっと「あの研究室はどうですか?」等聞いてみると教えてくれるかもしれませんね。

 

研究室選びのポイントまとめ

・教授の人柄をつかむ(その研究室の学生に聞く)

・研究内容を知る(研究室のホームページ等)

・学会参加や論文投稿へ積極的な研究室を選ぶ(ホームページに載ってたり、ネットで教授を検索したり、その研究室の学生に聞いたり)

コアタイムを知る(聞いたら普通に教えてくれます)

・研究室の学生の雰囲気を知る(他の研究室の学生に聞くのも可)

 

 みなさんが自分に合った研究室を選べますように。

 また、成績が悪いとそもそも研究室を選ぶ権利がなかったりするので、選べる程度には良い成績をとっておくことをお勧めします。では。