窪美澄さんの「ふがいない僕は空を見た」を読んだ
バイト中に本を一冊読み切った。語彙力がないので簡単に、感想を記録しようと思った。
読んでから調べて知ったけど、2012年に映画化されてるらしい。友達がすごく好きらしい窪田正孝も出てるらしい。
R-18作品なんだけど、生々しい表現が強いわけではなかった。むしろそういう行為はどちらかというと良いようには書かれていない。良いとか悪いとかじゃなく、むしろもっと現実的に、人間の本能によって求めてしまうもの、くらいの立ち位置だった。
登場人物は皆何かしら心に暗い部分をかかえて生活している。
どうしようもない暗い部分をかかえた人たちの話を読むと、人間誰しも暗い感情やどうにもならない、自制の効かない衝動を抱えて、時にはそれらに振り回される可能性もあるのかなぁと思った。
でもそういうのが人間なのかと思うと、もし自分がそんなふうに暗い感情や衝動に突き動かされて行動することがあっても、それが人間だとして納得できるかもしれないなと思って安心したような気がする。