映画「騙し絵の牙」をみた感想
こんにちは
この前、PrimeVideoで映画「騙し絵の牙」をみたのでその感想を書きます。(Prime会員無料とかではない)
この映画、上映期間中の宣伝がなかなかインパクトがあってちょっと期待(しかも大泉洋さんは面白そう)していました。
ただ私個人の感想としては、今一つかな?というところです。豪華俳優陣が出ていただけに今一つなのはちょっと残念。。。(あくまで私個人の感想です)
好きだったところ
豪華俳優陣
俳優陣はとても豪華でした。。。
大泉洋さん、中村倫也さん、斎藤工さん、リリーフランキーさん、。。。etc
個人的には「勝手にふるえてろ」等で有名な松岡茉優さんが好きなので、その点は魅力的でした。
後半のどんでん返し
広告にも出されていたような、後半のどんでん返し部分(特にどんでん返し始めくらい)はとても良かったです。びっくり、まじか!とワクワクする展開でした。
平和なエンディング
これといったインパクトが強いわけではないですが、松岡茉優さんが成功するエンディングは良かったと思います。平和な感じで。
今一つだった点(※ネタバレ含む)
俳優陣の無駄遣い感
良かった点は俳優陣が豪華だったところですが、その分無駄遣い感があったのが残念でした。
特に斎藤工さんが意味ありげに出てくるわりにただのチョイ役(その役がいることは重要ではあるんですが。。)
中村倫也さんも最初と最後しか登場しないですね。
(もうちょっと回想シーン的なのがあっても良かったのでは。。)
伝わりにくい演出
映画最初の、犬が速く走って行って、老人がそれに追いつけなくて。。。みたいなやつ。
飼いならしてると思っても出し抜くぞ、的な意味?を持たせたシーンなのかもしれませんが、なんとなくその意図があったとしても伝わりにくいような。。。
犬を持ってた老人が最初に死んだ社長だったんでしたっけ?違ったっけ?まあどうでもよいですが。。。
その後にランニングしている人が犬を発見するシーンも正直よくわかんないですね。
なんかそのシーンに意味を持たせたいのなら、後半の出し抜かれたシーンでフラッシュバックでもしたらいいんじゃないですかね。
伝わりにくいストーリー
後半のどんでん返しは確かに良かったんですが、「騙された!」となるのは後半の記者会見のシーンくらいで、それ以降はなんとなくだれた雰囲気に思います。
宣伝でさんざん「騙し合い」みたいなことをうたっている割には、実際に騙し合い感があったのはその記者会見のシーンくらい。
その後の中村倫也さんが帰ってきたあたりとか、アマゾンがどうこう言ってるところって淡々としすぎて、あまり騙し合い感が無いですね。
さらに、歴代社長の下の方に行くと「K.IBA」みたいな文字プレートがある演出。KIBAプロジェクトとK.IBA(多分元社長の息子のこと?)の関連性ってよくわかんないですよね。
さらに言うと元社長の息子(中村倫也さん)の名前なんてそんなに印象づいてないんですよね。そもそもそんなに登場しないから。
いまいち共感できないストーリー
アイドル?有名モデル?の女の子に関して、
途中でストーカーの人に襲われて、バッグから銃を取り出して。。。みたいなシーン。「え?突然(@_@;)」という感じでした。
ストーカーがいる描写は確かにありましたが、女の子自身が追い詰められている描写が薄かったように思います。途中で大泉洋さんが、彼女が元気がないことに気づくところはありますが、元気がない→3Dプリンターで銃を作って常備してしまうまで追い詰められている、というのは飛躍しすぎのような。。。
さらに最後の、捕まっている彼女にどうしても執筆させたがるシーン。
なんとなく共感できないんですよね。というかそもそもつかまって以降出てこずいきなり刑務所なのもびっくりだし。
刑務所入ったときからずっと執筆依頼の手紙を送り続けた。。とかじゃなく、しばらくしてからいきなり会いに行って企画を持ち込んでますよね?
なんとなく脈絡が無いように思えて。
まとめ
いろいろ書いていますが、Filmarksを見たら結構評価高かったんですよね。3.7とか。
なので一般的には高評価映画なんですが、個人的にはどうしてもいろいろと引っ掛かりました。多分好みの問題もあると思います。
ただの個人の映画感想文でした。では。