特許事務所の採用面接を受けてみた
こんにちは
先日、初めて特許事務所の採用面接を受けてみたのでその結果を記録します。ただの個人の体験談だと思ってください。
私は今社会人2年目で夫と共に転職活動をしています。夫婦ともに理系院卒で、私はいわゆる商品開発・製品開発みたいな職種です。
今後のキャリアを考えて、今自分が属している企業の業界の将来性って大丈夫かなとか、ジョブ型雇用が主流になったら生きていけるのか?という不安から転職活動をしています。
そして今の製品開発の経験・理系の知識・今後専門性を磨きたい志向を考えたときに、一つ上げられるのが特許関係だな、と思い、情報収集の観点からも特許事務所・企業の知財部(未経験を募集しているところ)を受けてみています。
転職活動での面接は今回が初めてです。
特許事務所探し
基本的にリクルートエージェント・dodaを利用して特許事務所を探しました。
探してみると結構特許事務所があることに驚き!
しかも、未経験を募集している企業の知財部はかなり少ないですが、特許事務所は未経験歓迎のところが多く見つかります。
特許事務所の人材育成の特色
結構これはまちまちでした。
「未経験の特許技術者として採用されれば、必ず弁理士を目指してもらう」というところが結構多い印象ですが、「人による」「個人次第」というところもまれにありました。
絶対に弁理士になってもらう、という事務所では、事務所のHPに人材育成のプロセスをかなり具体的に載せているところもあり、本当にこの体制が整っているのであれば、未経験で入っても安心なのかな?と思いました。
面接はWEB
リクルートエージェントさんと面談した時に聞いたのですが、特許事務所などの事務所系では、社員が家族という雰囲気や、一度事務所見学をしてほしいという思いから、WEBではなく対面の面接を行う事務所も少なくないようです。
今回受けたところはWEBだったので個人的には良かったです。
正直、数回面接を行う場合に一度目から全部に実際訪れるのもしんどいので。。
面接で聞かれたこと
そんな特許事務所探し中、まず最初に面接まで決まったところと今回面接を実施したので、その内容などをレビューします。
①志望理由、なぜこの特許事務所?
新卒の就活を思い出しました。
ただ、私が新卒で受けたメーカー等と比べると、特許事務所って比較的どこも多少似ている部分があるように思うので(国際的とか、担当分野とか)、ちょっと難しいかなと思いました。
仮に自分の専門分野とその特許事務所の得意とする分野が共通であればかなり言いやすいのかもしれないですね。
②今携わっている技術は?
私は製品開発だったので、自分が携わっている製品の、どういう工夫をしているとかどういう特許を出している的なことを説明しました。
どういう工夫をしているかという点については普段他の部署の人に説明する機会も多少あるので鍛えられていてよかったかもしれないです。
③採用されたらいつから働ける?
これはよくある質問だと思います。
リクルートエージェントさんによると、どこの企業も募集要項には書いていないだけで、基本的には「急募」なようです。
現職で1ヶ月程度の引継ぎ期間を持ったうえでの転職ということで、採用が決まった翌々月の1日に入社、となることが多いようです。
④逆質問
せっかくなので、「未経験で不安があるのですが、新人を育成する体制などって整っていたりするのでしょうか?」と聞いてみました。ちょっと生意気な気もしましたが。
その事務所の回答としては、まずは知的財産管理技能検定3級のテキストを読めばある程度の流れを把握できて、そのあとはOJTとのことでした。
知的財産管理技能検定3級って、私も試しに受験して取っていますが、結構表面上の内容だったような。。。とりあえずインプットするより実務から経験という感じなのかな?という印象。
その事務所では特に未経験からでも絶対に弁理士を目指してもらう、という方針ではなかったので、教育も緩めなのかなと思いました。
⑤筆記試験、英文和訳
面接と一緒に筆記試験がありました。
内容は特許に関する英文の和訳です。英語のレベルとしては難しい内容ではないし、 英語の辞書やアプリ可だったので、見ているのは内容の正確さというより和訳文の適切さなのかな?という印象でした。
まとめ
新卒以来の面接をしたのでちょっとドキドキしました。
ただ、メーカーの面接の時とは違って事務所だから?なのか結構面接相手がカジュアルな雰囲気でした(所長はトレーナーみたいなの着てました)
こんな感じでいろいろと受けてみるのもいい体験になるかなと思いました。
一応、できれば企業が良いかな(福利厚生とか)という思いや、今の会社で知財部移籍も捨てていないので、今後も検討を続けていこうと思います。では。