TOEIC755点のOLの英語勉強法 ~転職に向けて~
こんにちは。
巷で「収入を上げるには転職」「実際に転職しなくても転職エージェントで市場価値を把握」「転職活動だけならノーリスク」みたいな文言を良く聞くこともあって、私たち(特に夫)も例にもれず最近転職エージェントに登録してみました。
転職エージェントの使用感想とかはまた別途書いてみようかなと思います。
その転職活動の中で募集要項とかをいろいろとみていると、理系職でも割と(多分英語の論文とかが読める程度というライン)英語力が求められているようです。
私は実は高校からそこそこレベルに英語ができて、今年6月にTOEICを受けてみたら755点を取れました!(学生時代より若干レベルアップ!)
それでも実は私はもうちょっと英語が必要そうな弁理士に興味があるので、まだまだ上に向かって勉強中です。
夫はというと学生時代から英語があまり得意でなかったようで、今転職活動に立ち向かう中で英語勉強に奮起し始めています。
そんな中私が夫にTOEICに向けた英語の勉強方法を教えてみているので、その内容をまとめてみました。主にリスニング&リーディングに向けた勉強法として書いています。
ちなみに私は割と節約するタイプなので、最低限必要なもの以外は無料で使えるものが多めです。
語彙力を鍛える
よく「TOEICは語彙力」みたいな文言を聞きますが、これは本当にその通りで単語力が無ければ何もできません。
高等な単語を知っていなければReadingパート序盤の短文穴埋め問題に対処できませんし、基本レベルの単語を知らなければ長文問題で内容を読み取ることが難しくなると思われます。
私としてはどの単語帳を使うかというのは正直重視していなくて、学校で使っていたような普通の単語帳で十分対応できると思っています。大事なのはどの単語帳を使うかというより記憶の仕方です。
単語帳を利用した単語の覚え方
人間の脳の記憶の仕方について、忘却曲線というのを良く聞くと思います。
(画像出展元:Wikipedia)
何かを覚えるときは何度も復習して覚えなおした方が忘れにくくなるということです。
これを意識した方法として、私の英単語の覚え方は、
①1ページ目の英単語を覚える
②2ページ目の英単語を覚える
③1ページ目の英単語を覚えているかチェックする(意味だけor単語だけを隠して、単語or意味を当てられるか確認)
④ 3ページ目の英単語を覚える
⑤2ページ目の英単語を覚えているかチェックする
・・・以下続く
という感じです。振り返りながら1ページずつ進むイメージです。
本を読むようにどんどん先のページへ進んだ方が、英単語をいっぱい覚えた!とと思えてきてしまいますが、実際に脳にしっかり定着させるためには振り返りつつ学習したほうが良いです。
さらに、忘却曲線は一日単位で書かれていることが多いですが、実際には1日の中でも忘れてしまう(朝覚えても夜には忘れてしまっている)ということもあるので、
理想を言えば朝も覚えて夜も覚える、という方がより確実に覚えられるでしょう。
使っていた英単語帳
英単語帳は正直なんでも良いんですが、私が使用していた英単語帳を下に紹介します。
また、基本用とTOEIC対策用を下に紹介していますが、大学受験まで英語は問題なかった、足を引っ張らなかった、というように基礎的な英語力がある場合はTOEIC対策用の英単語帳を何か1つ持っているとTOEIC対策としては使いやすいかなと思います。
↓基本英単語用
主に大学受験用の英単語帳なので、割と基本的な部分から幅広く載っています。 基礎から自信が無いという場合はこの手の英単語帳から始めると安心でしょう。
↓しっかりTOEIC対策用
これはタイトルにもあるようにTOEIC対策用の英単語帳です。600点レベル~990点レベルまでの順に載っています。
ちょくちょく入っているTOEIC豆知識的なのがちょっと面白いです。
英文に慣れる
英単語にある程度自信がもててきたら、次は英語の文章に慣れましょう。
TOEIC試験では英語の中長文を読むことになるので、それに慣れるためにお勧めできるのはやはり英文のニュースです。英文に慣れる上に時事にも強くなりますし、教科書的な文章ではなくネイティブの文章に慣れるのは良い学習になると思います。
私が良く見ている英語のニュースを紹介します。
CNNニュース
私はスマホにこのアプリを入れていて、たまに通勤時に全文を読んでいます。文章だけでなくニュース動画もあって総合的に勉強ができるので、入れておいて損はないと思います。
The Wall Street Journal
言わずと知れたアメリカの超影響力のある英字新聞です。
こちらもスマホアプリがあるので入れていますが、記事を読めるのは有料会員だけで、お金をかけていない状態だとタイトルと簡単な要約分だけ読めます。
内容・英語レベルはそれなりに上級者向けです。
The New York Times
これも言わずと知れたアメリカの有名な英字新聞です。個人的にはロゴが好きです。
これもスマホアプリを入れています。これも有料版じゃないとかなり制約がありますし、ほぼほぼタイトルと要約みたいなものしか読めません。
ただ、上のウォールストリートジャーナルもニューヨークタイムズも、ニュースの数自体が多いので、タイトルを追っていくだけでも十分時事情報が入ってきますし英語の勉強になるのかなと思います。
タイトルだけとりあえずざっと読んでみるというのは、日本語の新聞でも同様の読み方をしている人が多いのではないでしょうか。
リスニングに慣れる
全く英語に接しないような職業に従事している場合は、英語のリスニングに慣れていない状態が普通だと思います。
TOEICの試験で不慣れな英語を正確に聞き取るのはすごく疲れるので、TOEICに向けて意識的に耳を慣らしていきましょう。
TEDのスピーチを視聴する
私が大学生の時、英語に力を入れている近くの研究室では週に一度輪番で「TED」の動画を要約して紹介する、という英語学習が行われていました。
TEDとは、いろんな学者等の有識者の講演がオンラインで投稿されているアメリカのメディアで、完全に無料で視聴することができます。
→TEDリンク:https://www.ted.com/
ちなみに公式アプリも存在します。スピーチ動画の中で日本語字幕を出すこともできます。
私は英語の学習として、自分が興味を持てるようなテーマの動画を下の順序で視聴します。
①字幕なしで視聴(イメージをつかむ)
②英語字幕で視聴(単語が正しく聞き取れているかを確認)
③日本語字幕で視聴(意味が正しく聞き取れているかを確認)
④(慣れてきたら)英語字幕or字幕なしでシャドーイングする
(シャドーイングとは:スピーカーが話す後に続いて自分でも文を口ずさんでついていく学習法)
TEDの動画のテーマはテクノロジーや健康、ライフスタイル等幅広く、きっと誰しもが自分の興味を持てるテーマを見つけられると思います。
私は特に健康や行動経済学のテーマが好きで良く聞いています。
Spotifyで英語のポッドキャストをきく
Spotifyは有料プランがあるものの無料でも利用できる音楽アプリですが、音楽だけでなくポッドキャストも充実しています。
通勤時等、手がふさがっていたりしても耳は空いているので、そんな隙間時間に英語を流し聞きしてみても良いでしょう。
個人的なおすすめは「解説!1日5分ビジネス英語」というものです。
最近のニュースに関する英文などを扱っているので、ただ英語をきくというだけでなく、時事ネタにも強くなれるでしょう。
TOEICの問題に慣れる
ここまでのような内容で徐々にリーディングもリスニングも基礎を鍛えられてきたら、TOEICに向けて試験の問題に慣れておきましょう。
これは単純です。とりあえずTOEIC公式問題集を周回してください。
私はTOEICの試験1ヶ月くらい前からぼちぼち解いて周回します。
TOEIC向けの問題集って本屋に行くとちょっとびっくりするくらいありますが、正直公式問題集だけで良いです。
また、大学生のうちは大学の図書館にTOEICの公式問題集が置いてあって、貸し出しができたりします。ぜひ活用していきましょう。
まとめ
TOEICの勉強とかで検索したり、本屋に行ったりすると、大量の種類の参考書などがあることに驚きます。ビジネスとして使われまくってますね。
でもTOEICって英語の能力を測るものではあるけども、TOEICのために勉強するというよりかは、英語を勉強していった状態でTOEICを受けると結果的に高得点だった、というのが理想的だと思います。
なので目的を見失わず、なぜ英語を勉強する必要があるかについて考えると、「簡単にTOEIC高得点!」みたいな文言に惑わされなくなるのかなと思います。
転職について考えても、なぜ英語力が求められているのか?仕事の中でどのように英語が使われるか?を考えると、英語を勉強するモチベーションになるのかな。
海外と取引がある部署だから、英語の文書を出す必要があるから、等の理由を見つければ、いわゆるTOEIC受験のテクニックを磨くというだけでなく、英語自体の勉強が必要なんだなーと感じると思います。
私自身も今書いていて、あー、英語勉強しなきゃと思えてきました。今後のキャリアに必要な状態が見えてきているので。
ほぼほぼ私の個人的な主観に基づいて書いていましたが、お役に立てれば幸いです。では。