Joy,Inc.を読みました ~喜びのあふれる職場~
こんにちは。
最近「Joy,Inc.」という本を読んだので、なるほどな~と思った部分について感想を書きます。
※広告を含みます
概要
サブタイトルの「役職も部署もない全員主役のマネジメント」にあるように、この本の著者が経営している会社では普通と違うマネジメントがされています。
二人一組での仕事、子供を連れてきていい職場、特殊な採用手法、、、etc
全部は説明しませんが、いろんなことにおいて今働いている普通の環境とかけ離れすぎて、ワクワクしながら読み進めました。
日本のそこそこの大企業だとこういう働き方はできないかもしれないけど、世界にはこういう働き方もあるんだな~という知見が得られて面白い本です。
二人で一組の仕事
この本に書かれている働き方で、特にインパクトが大きく感じたのは二人一組という働き方です。
単純に二人のチーム、というわけでなく、二人で身を寄せて一つのPCで作業をするというシステム。本書内でエクストリームプログラミングというシステムとして書かれている内容のうちの一つです。
さらにペアは毎週ローテーション・絶対に全員と組む経験を持てるというのが良いです。
二人でPC一台を使う効率
二人で同じPCで作業をするというと、「一人でやるべき作業ができない!」とか「業務時間内の半分しか仕事ができない!」とかいろいろと不満が出てきちゃいそうですが、
本書で書かれている通り、実際に普段の仕事って8時間中8時間も生産的な活動をしているかというとそうでもないなと思える節もあって、
たいがい半分くらいは他チームとの質問のやり取りとか、打ち合わせとか、あまり意味のない会議とかで埋まったりすることも有るなと思います。
そう思うとペアでPCを共有したところで本当にすべき仕事にかかる時間が減るということはなく、
むしろペアで仕事をすることにより、より生産的で、注意深い仕事ができるというメリットが際立つのかなあとも思います。
共有するための仕事が減る
PCを共有するデメリットである、一人でやるべき作業のうちの一つに資料作りがあると思います。
他のチームの人たちに進捗を共有するための報告書資料やプレゼン資料などです。
これってペア作業をするのであれば、わざわざ別で報告しなくても、ペアでの業務を通して自分の経験ややってきたことを共有することができます。
知識が偏らない
私の職場では私が入社した時点で、○○は誰に聞いたらわかる、等という個人に依存したやり方は辞めようと言われていましたが、今現在でもその問題は解消されていません。
本書で紹介されているペアが毎週ローテーションされるペア作業では、全員とペアを組む経験を持つことが目指されているので、特別知識を持っている人がいたとしても誰もがその人とペアを組んで仕事をする週がまわってきます。
それにより業務を通して知識が共有され、個人に依存した知識の偏りから脱却できるのかなあと思います。
苦手な人ともペアを組む
職場にはどうしても苦手な奴・印象が良くない人が存在する場合が多いです。
そういう人ってそもそも苦手な印象があるので、苦手な状態から近づくことは稀になると思います。
そういう場合に本書のようなペア作業が回ってくるのであれば、印象が良くなかったから近づいて知ろうとしなかったけど、実は良いところがあるというのも気づけるかもしれません。
し、最悪苦手な印象のままでも、そういう人と必然的にペアを組む環境が置かれているのであれば、うまいことあしらうような対人スキルも磨けるような気がします。
と言っても、そもそも誰にでも嫌な態度をとるような人はペアを組む皆に嫌がられたら立場も悪くなるかもしれないので、皆と必然的にペアを組まざるを得ない環境であればわざわざ嫌な態度を取らないようになるかもしれませんね。
計画おりがみ
これは本書で紹介されているタスク管理のやり方で、週を40時間として大きな紙に40時間分の枠を書き、その枠を必要時間に見合ったサイズ(時間)のタスクが書かれたシートで埋めていくという方法です。
タスクを書いた紙を折って、サイズを合わせていくのでおりがみということです。
そして、タスクの数は枠に収まる必要があるというのがルールです。
週40時間の枠に入るだけのタスク
私の普段の業務でも直属の上の人が振ってくるタスクに対して、
これって定時に終わるつもりで仕事振られてるのかな?これって全部やる必要があるのかな?と疑問に思うことがあります。
この計画おりがみの手法が良いのは、週40時間でこなせるタスクの量が見える化することです。
通常、おそらく上の人って、もっと上の人から振られたタスクだとか、例えば目の前に新しくあらわれた重要そうに見えるタスクだとかを優先順位もなく(もしくは形だけの優先順位がついて、全てが最重要として)振ってきます。
これって、やることは見えてるのかもしれないけれど、リソースが足りてるかどうかっておざなりにされがちなように思います。
その点、40時間の枠からはみ出してはいけないという見える化された明確なルールがあれば、どのタスクを絶対にこなすべきか、どのタスクは今週やる必要が無いか、そもそもリソースは足りているかということに目が向き、現実的な実現可能な計画を立てることができます。
上の人がタスクを把握する
上の人って、下の人のタスクを把握できているかっていうと疑問な部分があります。
例えば思い付きで「ちょっとこれまとめといて」って振ったりだとか、ちょっとした作業をお願いしたつもりでも、それに付帯する複数の追加業務を把握できていなかったり、ということは結構あるように思います。
さらに各タスクの処理にどの程度の時間を要するかまで考えているということも無いでしょう。
例えば本書の計画おりがみのように、タスクを上の人も含めて周知させるツールは必要に感じます。
会議予定とかはoutlook等で管理していても、そこに個人のタスクは入れづらいですよね。その時間空いているのか空いていないのかが他人にわからなくなってしまうので。
でも、もし完全にこなすべきタスクとその必要時間が管理されているのであれば、堂々とoutlookに予定を埋めてしまっても良いのかもしれません。
タスクに割く時間はトレードオフ
上で書いたことに関連しますが、上の人からの「ちょっとこれもやって」というのは、上の人からしたらちょっとした仕事の追加になりますが、
仕事を受ける側からすれば、ただでさえかつかつなスケジュールが決壊する引き金になります。
週40時間の枠の中で、ちょっとしたタスクを追加するということは埋まっている他のタスクを外へやる必要が発生します。
本来であればそれは仕事を振る側が常に意識をすべきように思えるのですが、限られた時間というリソースを常に意識してタスクを並べるべきです。
そうしてみると、絶対に必要なタスクってどの程度あるのかも明確になってくると思います。
まとめ
この本に出てくることって、おおもとのコアの部分は当たり前に存在する従業員のニーズを反映したものだと思います。
こんなのうちの会社だと絶対できないよ~と思いつつも、じゃあ部分的にでも取り入れられないかなとか考えながら読むと楽しい本です。
